2024年9月読んだ本

14冊。


いっとう面白かったのは「哺乳類の興隆史」です。
歯一本の役割(切る、すり潰す、噛み砕くなど)から、その生物が進化の度合いのどこにいるかを判断できるなんて、凄すぎる。
途方もないトライ&絶滅があって、今の私たちがここにこうして存在するんだなと思う一方で、人類の歴史など、生き物の辿ってきた道筋に比べればほんのわずかな一歩でしかないのだろうな、と感慨深く思った。
分厚さにめげず、是非是非読んでみて欲しい一冊。できれば電子書籍じゃなくて、原本があると良いと思う。

島田荘司「異邦の騎士 改定完全版」


君塚匠/NHK制作班「6,000曲のパレード 作曲家・梶浦由記 異才の流儀」

柴崎友香「かわうそ堀怪談見習い」

小川洋子・河合隼雄「生きるとは、自分の物語をつくること」

門賀美央子「死に方がわからない」

沖田瑞穂「災禍の神話学 地震、戦争、疫病が物語になるとき」

東畑開人「ふつうの相談」

将基面貴巳「従順さのどこがいけないのか」

パク・ウンジ/訳:吉原育子「フェミニストってわけじゃないけど、どこか感じる違和感について」

品田遊「納税、のち、ヘラクレスメス のべつ考える日々」

スティーブ・ブルサッテ/訳:黒川耕大/日本語版監修:土屋健「哺乳類の興隆史 恐竜の陰を出て、新たな覇者になるまで」

R.V.ラーム/訳:法村里絵「英国屋敷の二通の遺書」

アガサ・クリスティ/訳:山田順子「パーカー・パインの事件簿」

鞍田祟「民藝のインティマシー 「いとおしさ」をデザインする」


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