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仙人のように生きたい
世間の垢にまみれながら、今ある日常で仙人のように生きたい。
人と対峙したときにも相手が好意的でも敵意があるとしても、心動かすことのないように俯瞰して相手を眺めていれるようになりたい。
雑多な人中にいようが、少しの匂いの異変にも気づき、いつもと違った微細なものにも気づく。心はいつも己の中心におり、どのような感情に見舞われているかを知っていられるように。
物事を静絵を見るが如く、俯瞰して引いたところから冷静に眺める。外のことに関わらず分離して眺め、それでいて大きな世界の理と繋がる自分でありたい。
それには欲に走らず物を取りいこうとせず、粛々と生きなければできないだろう。
物も考えも断捨離して不要なものは取り除き、一つの焦点に向かった考えであれば、静かな水面に一滴垂らした波紋が全体に広がるように考えに迷いもない。
そんなふうに生きることが私の理想だ。