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第百四十六夜 『封神演義』

過去に私はこの『千夜一夜物語』において、なぜ不動産や保険が安定するのかという話をしたことがある。
簡潔に言えば、「歴史」があるからである。

人類の歴史は不動産を奪い合う戦争を繰り返し、ようやく価値の対価として売買という平和的な解決を見出したのである。古代ローマ時代だろうが、春秋戦国時代だろうが、その時代の戦争は領土の侵略、取り合いを繰り返してきた。それほど不動産は価値があるものである。

保険であれば、世界的に普及したのは大航海時代に奴隷を運搬する際に、損害保険が使用されたことが発端であり、それが今の時代においては人々にニーズのある商品として発展をしている。

株式会社アメリはそういった根源的なニーズのある商品を取り扱う。

一方で、投資や資産形成は時代と主に多種多様な手法を生み出す。
2011年の先の民主党政権が推進して作った太陽光発電のFIT制度というものも、新たな手法の一つと言えるだろう。

国が主体となり進める安定性の高いものであるため、販売にも携わらせてもらった。
しかし、まだまだ我々自身含めコントロール下に置けない事情が多すぎる投資である。

メリットはもちろん多くある。それと抱き合わせのリスクも同時に内包するのである。
歴史が浅いからこその盲点、法整備の不完全さなどはリスクの一つと言えるであろう。

しかし、これらのトラブルはどの商品も過渡期に通ってきた道なのである。
その結果、宅建業法、保険業法、金販法などという専門分野の法律ができ、それらの職務に免許制度というものが設けられたのである。

今後、太陽光をはじめとするエネルギー事業もその歴史を辿っていくのではないだろうか。
保険や株という実体のないものが販売されて久しい。それが今の時代、エネルギーや仮想通貨と言われるものが増え、FPもさらなる商品知識を求められていくのだろう。

物語の続きはまた次の夜に…良い夢を。

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