十二国記


昔…中学生くらいだっただろうか。
表紙の絵が良かったか友人が読んでたからか忘れたが読んだことがある。

近所の図書館に置いてあったので借りて読んでいたのだ。

確か数冊は読んだ記憶がある。
しかし途中で挫折したのだ。
理由はストーリーが面白くなくてとかではなく、話がややこしくて理解できなくなったからだった。

まず名前が覚えられない。
日本人じゃない名前なので馴染みがないのだ。

そしてキャラクタが多い。
覚えられるわけが無い。

さらに中学生だった私には漢字が難しすぎたのだ。

さて、あれから幾年が経って随分色々な本を読んできた。
難しい言葉も覚えてきた自負がある。

最近何かと話題で目にする機会が増えた。
読みたいとおもった。
しかし1度挫折した経験は私に重くのしかかる。
いつか、機会があれば読みたいと思い続けていた。

そんな折、ホラー小説を読みたくてたまたま小野不由美さんの本を読んだ。
おもしろかった。
それから同じ作者のホラー小説を数冊読んだ。

そうしていたら作者が十二国記の人だと知る。
ホラー小説がかなり面白かったのでこれは十二国記も読まねばと思った。
これだけ面白いと思えるのだ。
挫折してしまっていたが今度こそ読めるはず。

そうして私は十二国記をまた図書館で借りてきた。
冒頭30ページほど今は読んだ。
まだ、挫折するような話のややこしさは無い。
しかし、あの頃より格段に楽しんで読めている気がする。
文章がかなり好みなのだ。

読んでいてワクワクする。
なんのストレスも感じない。

今後話がややこしくなるだろうがどうなるだろうか。
面白く読めそうならば本を購入したいと思う。
今はお試しなので図書館で借りている。

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