さぁみんな、日記を書こう!

わたしが日記を初めて書いたのは2000年の1月1日でした。
今書いていて19年以上も前ということを知り、絶望の渦に巻き込まれそうになったけれど、そんなものはすすすーっとサーフィンして、今回は「日記」の素晴らしさを語りたいと思います。
前置きが長いですが、後半ではわたしの考える「(社畜のための)病まない日記の書き方」を紹介していますので、根気よく読むか、そこまですっ飛ばしてどうぞw

超ロング前置き:わたしが日記にたどり着くまで

19年前から書いていると言っても、その間毎日書いていたわけではありません。高校生まではかわいいノートを買ってそこに書いていたのですが、時代的にもブログになったり、SNSが生活に浸透すると思ったことを瞬間的に書くようになり、日課としての日記は生活からどんどんと減っていきました。実家を出て通勤時間が短ったここ数年は、日記らしい日記を書くことは全くなくなっていました。
でも、そうやって書かなくなって、ふいに過去のことを全然覚えていないことに気が付いたんです。なんとなく流れるように過ぎていく日々の中、毎年毎年何かあるたびに「もうそんなに経ったのか」、「今年も何もなかったな」と思いながら時間だけ過ぎていることに気付く。振り返っても思い出せない、色の薄い時間が流れていたことに気が付いたんです。
元よりわたしの記憶力が悪くて覚えてないということも多いです。些細なことだけど、仲間内の思い出話とか、友達の彼女の名前とか、バンドでコピーした曲とか、行ったお店の名前とか……友達との会話の中に出ても、存在さえ忘れてしまうこともあります。

思い出を記憶できないなら記録すべし!

それに危機感を持ったわたしは、まずひたすら記録するところから始めました。
その頃使っていたのがこちら。

手軽に書けるし、写真も載せられるので、とにかく朝から夜までをこれに記録しまくりました。日記というよりライフログっぽかったと思います。

最初は良かったんです。始めたのがお正月だったこともあり、楽しく書いていきました。
ただ、問題は仕事が始まってからでした。最初は仕事のことも楽しく書いていたのですが、嫌なことがあると愚痴を書くようになり、最終的には愚痴しか書かなくなっていきました。他人から見えないこともあり、掃き溜めみたいになっていったのです。

そうなると今度は開くのが嫌になり、書かなくなっていきました。
しかしそれと同時に、小説の資料まとめの際にうまいまとめ方を調べるため、インスタで文具アカウントを見るようになりました。そこで出会ったのが…

バレットジャーナル

なにそれ?という方はこちら!

インスタで、#バレットジャーナルと検索すると、かわいいノート術が次々に出てくるのです。これを見てわたしは「なにこれ!わたしもやりたい!!」と夢中になりました。ハッシュタグを検索しては、自分ならどうするかを妄想していました。

しかし、ここで問題が発生します。
バレットジャーナルのライフログを用いると、わたしの平日は、下手したら休日さえもほぼ仕事しかしていない、ということです。
それでは意味がない。さて、どうしよう。
そうやってたどり着いたのが今のスタイルです。


わたしは、今書いている日記を今年の1月1日からはじめました。始めて早9ヶ月。
前置きが超絶長くなりましたが、この9ヶ月で身につけた、「(社畜のための)病まない日記の書き方」を教えます。
お待たせしました。さぁ本題です!

POINT1:ライフログではなく「日記」を書く

ライフログが役立ち、かつ書いて読み返して楽しいのは、自分で左右できる時間が細かくある人だけです。例えば主婦とか子育て中のママさんとか、自分で「今日は、あれをやって、その後これをしよう」と考えて細かく動いている人は、計画を立てるためにも非常に役立つと思います。子育てをしているなら、お子さんにまつわることを記録したりするのもいいと思います。(何時に何を食べたとか)
ただ、それを社畜がやってしまうと、朝〜夜=仕事!で終わります。そんなものを後々読み返しても全然楽しくありません。むしろ、仕事しかしてないやんけ、で終わります。

ライフログと日記の違いとは一体何なのか。
これはあくまでわたしの考え方ですが、日記というのは「生活の記録」ではなく「記憶の記録」です。ただやったことや起きたことを記録するのではなく、何を考えたか、起きたことに対して何を思ったかを書くのが日記です。

POINT2:仕事のことは(いいこと以外)書かない

いいですか、社畜の皆さん。日記に仕事のことを書いてはいけません。
正確には、“思い出に残したいようないいこと”以外は書いてはいけません。残したいことはどんどん書きましょう。愚痴や失敗談なんてもってのほかです。今すぐ忘れましょう。

じゃあ何を書くのか。日記に書くのは「プライベートなこと」です。
社畜なんだからそんなもんねぇよ、と思う方もいるかもしれませんが、探せば意外にあるものです。例えばお昼に食べたコンビニの新商品が美味しかったとか、見たテレビの内容が面白かったとか、そんなことでいいのです。そうやって無理にでもプライベートなことを掘り返していくと割とあります。
最初は夜にノートに向かっても全然思い出せません。思い出すのに時間がかかる場合は、スマホのメモ帳に残しておくのも手です。適当に単語でも残していけば、それだけで思い出せるようになるんです。

あ、オタク的なこともどんどん書いていきましょう。推しの素敵なエピソードとか書いておけば、読み返すのも楽しい。わたしはライブレポート的なことも書いておいたりしてます。

POINT3:無理して毎日書かない

とはいえ、マジで書くことがない日もあります。睡眠時間を削ってまで書く必要もありません。なんなら翌日とか休みの日に書いたっていいんです。
自分のためだけに自分のルールで書くものなんですから、まぁいいやと思う日はその気持ちを大切にしたらいいんです。

そのためにおすすめしたいのは、日付の印字された日記帳や手帳に書かないことです。元から日付が印字されていると、書かない日のページや欄が空き、それがやる気を削ぐ要因になる場合があるからです。
学生の頃、ノートの使い始めこそきれいに書いていたのに、一回汚くなってしまったら、一気にやる気を失ったみたいな人は、絶対に日付の印字がないノートを使いましょう。日付なんて別に自分で書けばいいんですから!
(全然気にならない方は日付ありでもOKですよ、もちろん笑)

POINT4:自分的に“いい感じ”のノートや文房具を使おう

持続するには、自分が心地よく書けるということが大事です。
ノートの肌触りやペンの感触など、書き心地の良さはどんどん追求しましょう。なんか違うと思えば、さよならして新しいのを買ってもいいと思います。それまでに書いた分は切って新しいのに貼れば済む話ですしね。

もっというとiPadで書いてもいいと思います。スタイラスペンがあれば手書きもできますしね。iPadで書くなら、goodnotesがおすすめです。

スタイラスペンは100均のでも割と使えますよ。わたしはダイソーのを使ってますが、不便ないです。
そもそも手書きである必要もないです。打って書きたい方はアプリとかでもいいと思います。ただ、サービス停止のリスクはあるけど……。ちなみにgood notesはPDFで書き出せるので、いざとなったら書き出そう!

ただ概ね夜に書くので、ブルーライト的なものが気になる方は紙とペンがいいかも。

POINT5:ネガティブなことは書かない

日記を書くことの前提として、「読み返したくなるもの」というのを心がけましょう。愚痴を吐き出すことも大事ですが、もし吐き出す必要がある場合は、それ用のノートかアプリを別に作ったほうがいいです。メインの日記とは分けましょう。
なぜなら、ネガティブなことを書いていると、それが原因で開かなくなるからです。
日記は継続することが大前提です。ちょっとくらい空いたって、また戻って来れる必要があります。じゃないと日記な意味がない。日々記すのが日記ですから。
とにかく日記帳にポジティブな印象を残さなくてはいけません。

ただ、迷いや考えていることを書くのはいいと思います。読み返して「あぁ、あの頃こんなこと考えていたなぁ」と思える方が後々読んでいても面白いです。
わたしの学生時代は今よりも精神的に浮き沈みが激しい生活を送っていたので、目も当てられないほど暗い日記もありますが、悩みが書いてある日記なんかはいろんなことを思い出しますし、読み応えがあります。

とにかく、ネガティブは捨てよう!それが生活そのものを明るく保つコツにもなっている気がします。

POINT6:余裕があれば、装飾しよう

わたしはデザイナーですから、装飾したりレイアウトしたりするのが好きです。装飾してある方がわくわくします。

装飾によく使われるのは
・マスキングテープ
・シール
・カラーペン
わたしは、折り紙やメモパッドとかも使っています。かわいい日付シートをコンビニプリントで出している人も多いので、それを利用するのもいいと思います。


これらはほぼ100均で買えますが、末期になるとネットで海外の作家さんが作ったものを買いだします。ご注意ください。沼は深いです。

ただ、装飾に関してはやらなくてもいいと思います。時間かかりますからね。ねむい人はGO TO BED!


以上が「(社畜のための)病まない日記の書き方」となります。
いかがだったでしょうか?これを読んで、始めてくれる人がいたらいいな!
わたしのアカウントはオタク度高めなのでここではあえて晒しませんが(笑)知りたい方はお教えしますので、ツイッターのDMまでどうぞ。

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雨飴えも
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