【ネタバレ】Switch版Cresteajuを語りたい クリア後イベント~True End

Switchクレスのざっくりした感想(クリア後イベント~True Endまで)です。
ネタバレあり、箇条書きスタイルです。
※PC版はプレイ済みなので、PC版のストーリーを全て知った上で改めて感じたこと、考察したことです。Switchでの追加要素は初見です。

◆記憶の遺跡(~実験監視室、研究室)

・グラウンドシップ内でサヴィアーが話しかけてくる。ルナンとクレイシヴはなぜ保存装置から目覚めたのかが気になっていると。
保存装置は本来、永遠に眠るものだったのか……封印される前の二人もそれを知ってたのかな。入る前のクレスティーユは怖がってた……じゃあクレイシヴが「いつか再び目覚めよう」と約束したのは、クレスティーユを安心させるための嘘……?
そして記憶の遺跡で襲ってきた精神体がまた騒いでいるらしく、これらの“目覚め”は偶然ではなく何か原因あるのではと仮定し、再び記憶の遺跡を調べることに。
ずっと気になってたメモリーオーブの奥に続く道、これクリア後イベントだったのか……何かが一つ一つ終わる度に調べに行くぐらい気になってた。

・しかし対称プレート係に呼んだのがまさかのピエ作とジュリえもん。お前らありがとう。もうテキストも本名で書かれないしシューティングスター6は早速潰れてるし最高だよ。パーティに入れたくて仕方がない。手配したシンディはよくこいつらと繋がってたなw
あとサヴィアーシンディ好き問題がちょくちょくイジられるのほんと愛おしい。これアネート酒場での相談がなかったとしてもイジられてたのかな。

・奥を進んで実験監視室へ。新曲のピアノ音楽が素敵。意外にも和風な印象。
本にある”死者の蘇生”の言葉にディザとナックが食いつく。そりゃそうだよな……。
ディーンが生命兵器を作る前、無限の兵力を目指して行ってた研究らしい。人命を戦争の玩具としか思ってない。しかし体は生前のように形作れても精神までは不可能で、体も大陸外の資源が要るので研究中止と。
・そのあと生命兵器の研究へ。謎のヤバそうな黒塗り箇所と、その後CR-A、シルバーリングへ。
この時ルナンがクレイシヴを“あいつ”と呼んだことにまた悲しくなる。“彼”とか“あの人”もちょっと違うしなぁ。以前にも書いたけど、敵対はしても理解者ではいて欲しいみたいな願望がどこかにある。でも色々思い返して「自分を操ってきた相手」と考えるとアイツあの野郎~~~と思う。めちゃめちゃ難しい。

・さらに奥、地下深くへ。埴輪君主ばか強かった。召喚とかキツイ冗談だぜ……Lv40未満で挑戦したのは結構無謀だった。勝てただけでも嬉しいけどアイテム結構消費した。。
勝利すると、そこにシルバーリングを持ったフォールン現る……
Dragon Breathをまた聴けるとは思わなくて嬉しかったがお前、中央山脈の崖下に落ちたリングをせっせと探してる姿を想像するとなかなかトチ狂ってるぞ。
ルナンを操り、仲間を殺させ、そして自分を傷つけ自害させる……? 聞いた時は「あ……コイツ、殺さなきゃ……」と思った。ヤバい。痛めつけたいと思った奴はいても殺したいと思った奴は初めて。こいつある意味クレイシヴより危ない。
と思ったら、何かに取り憑かれたようで「あああああああああ」って叫んでどっか行った……なんなん? いきなり来てワーワー言って叫んで消えて、滑稽すぎ。調子こいて激辛商品に手を出して発狂した子供みたいなw

・研究室の奥に本。歴史を残すことを許されなかったが、それでも人々の記憶に残すために大陸教会の伝承を……“記憶の遺跡”の名はそういう意味か。
すると「神の領域、そこを人は“侵した”」と表現に違いが。そこから自分たちの知らない部分「まず人は神の頭をもぎ取り、その全能なる力を(~中略)神の頭を手にすることを諦めた」。
ここは鳥肌立ったな。突然明かされるのではなく、あれっ、という違和感から始まる。「頭をもぎ取り」って恐ろしいな……両手をちぎり取るのもなかなかだが、いかに人の道に背く行為なのかを印象付けた表現。
終わりは「~手にすることを諦めた」とあったので最初は死者の蘇生の話かと思った……が、あとで違うとわかる。
・終わったら遺跡の外へ出ずにわざわざ自分で帰らせたのは、まさかピエ作ジュリえもんのセリフを変えたかっただけなのかな?w
「ずっと立ってると人生がちっぽけに思えてくる。どうしたら大きくなれる?」は天才だと思いましたw

◆深淵の遺跡

・雪が解けたような点々はフォールンの足跡かな。調べるのではなく“追う”ダンジョン、今までとはまた一味違った緊張感。大陸外のアイテムがあるのも面白い。まさかクォークより強い銃があるとは思わなかった。

・途中の施設の図書から、“CR-0”の情報。クレイシヴの前に作られた生命兵器。理性を与えずに作り出したため暴走する殺戮兵器となり、やがて失敗と判断され封印された。それが“神の頭”。
しかし封印されてもなお世界を“見ていて”、未だ干渉する力があると。ではフォールンを乗っ取った奴がいるならCR-0以外に考えられないなとここでわかる。あまりにヤバすぎて記録にも伝承にも残せなかった存在……恐いな。
・ここにも保存装置が三つある……もしやCR-B、CR-C、CR-Dの三人か、と思ったけど、誰も入ってないから違うのか、途中で目覚めさせられて処分されたとか?
・部屋の中の本を漁るとCR-0と戦う時のコツ、つまり戦闘での攻略法について書かれててありがたかった。シルバーリング特有の弱点、CR-0の行動は規則的、ワールドが必須……それにクレイシヴの変身前撃破のことも。

・頂上に、装置をいじってるフォールン……を装置の中からCR-0が操ってる。シルバーリングに入り込んで会話し始める。力を求めてるフォールンを気に入ったのかな。
CR-0の干渉によってクレイシヴとクレスティーユは冬眠装置から目覚めた……リングを介してやがて人に乗り移ることまで計算してクレイシヴに干渉した? クレイシヴが未来でリングを作るのをわかってたってこと? だとしたらとんでもない策略家すぎない? 二人の目覚めのタイミングをずらしたのも意図的?
そこまで見えてたなら確かに神だ……が、目覚めさせてくれてありがとう、と言うには少々憎たらしい相手。運命を我と共に~って、ええ加減にせえよどいつもこいつも……


・戦闘。不思議な音楽だ。BGMというより歌謡曲みたいだし、戦闘らしい激しさや疾走感はないのに、これをバックに戦ってるとすごくしっくりくる。
CR-0最初のターンでルナンとのやり取りがすごく良かった。「ふははははは!」からすごい迫力で、フォールンの声なのに全くの別人。「サイレントバニッシャー」「ドレインスラッシュ」の読み上げもフォールンの時のそれと全然違う。
対するルナンはルナンとして戦うだけでなく、半分は元CR-Eとして0の暴走を止める役目を果たそうとしてるようにも見える。戦う者だからそうするのではなく、「みんなを守るために戦う」ことに意味がある。アージェを止めるのと一緒かも知れない。そして何より、自分がこれからも自分であるため。
しかし初見は全く歯が立たず、けちょんけちょんにされた。戦う相手は1人なのに3人分の攻撃。しかも召喚よ。埴輪君主は予行練習か。
Lvは49~50だったけど全体攻撃の連続でみんなバタバタ倒れ、回復に忙しくて攻撃に手が回らず。これ以上続けても同じだなと一旦諦める。
が、“同じ”で思い出す。相手の行動も“同じ”だったことを。

・順序までは覚えてないが相手の行動を全部メモし、装備から作戦から練り直して2回目。
賢者の魔導書とMCピアスをつけたナックがワールドをなるべくかけ続け、初っ端みんなでディストーションをかけ合い、主力のルナンとユミでテラジャッジとライジングサン連撃(1000ダメ前後)。ディザは打ってかえってアイテム係に。
するとほとんどダメージを受けずに進められ、何と何を同じターンでやってくるか分析も大体できた。途中でバグに遭いゲームが落ちてしまったが、いい手ごたえだったので3回目も同じ作戦で。
後半で行動を変えてくるのは予想済みだったが、イレイザーはびっくりしたな。あれ実質デスフォース。ルナンだけ効かないの逆に感情くる……。アツアツのディフュージョン対決やりたかったけどMCに余裕なくて無理。
途中から行動も読みづらくなり、回復薬も尽きそうな中ワールドを使うかどうか常に迷うし毎ターン気が抜けなかった。
そして……

1回の戦闘で1時間20分だってさ。でも3回目で倒せて良かった。行動分析のためにたくさんやられ続けなきゃいけないと思うとしんどかった……
途中で何度も危機を迎えた。ルナンとディザ 2人だけになったり。絶対に諦めるな…真ENDを見るんだ…願えばなんだって……と燃えてた。
カオスワード連続がけ+カウンターゲートのテラジャッジメントを2回打てた最高のターンがあった。あれだけで1万ダメージ近く稼げた。
ワールドでみんなを守り続けてくれたナックに感謝、伝授してくれたアルシア長老に感謝、かつて大量の犠牲を払い封印に成功したフィルガルト兵たちに敬意を。
こんな恐ろしいのを生み出したディーンに最大限の非難を……。

・シルバーリング破壊、CR-0は消える。ルナン「CR-0、どうか永遠の夢を……」。
こっちとしてはもう二度と現れるなって気持ちでいっぱいだが、ルナンとしては「望まぬ生まれ方をした同士」であるから、ほんの少し慈悲もあるのかな。
倒れたフォールンは気絶で済んだん? 別に死んでもええんやで……(
入り口まで連れてってあげてほんとみんな情け深いな。リングで自分たちを殺そうとしてきた奴なのに。自分たちは良くも悪くも“人”で、たとえ愚かでも全てが悪ではない。ディーンだけだ(
ルナン「フォールン、大好きな強さだけで生まれたらこんな悪魔なのよ。わかったでしょ?」。この諭しよ。この彼女の人物像について後で語るとして……フォールン君は果たして懲りたのかね……少なくとも、他者に操られ支配される恐怖と屈辱だけは身に染みて理解したろうが。
これ以上強さを求めることを恐れ、かといって他の生き方もできず、なぜあいつら俺を生かしたんだと苦痛に苛まれ続けたりしそう……生きてることに感謝できる人物じゃなさそうだし。
でも入口付近まで連れていかれて放置されたかもしれないんで、まずは凍死する前に目覚められたかどうかですねw

ここからクレイシヴとの戦いへ戻るわけか……しかし真ENDの条件は変身前撃破ね……
了解。

もうCR-0に比べたらどんな戦いも楽勝っしょ、と言いたかったが、なんだかんだ3回戦はかかった。むしろこっちのが運任せなところが強いかも。

◆True End

ようやく迎えることができたトゥルーエンディング。何がどう変わったか具体的には書かない。
ノーマルエンディングからこう変化したことにどんな意味があって、これが何を伝えたかったのか考えると、自分はそれをそのまま受け取るだけでいいんだなと。
一つ言えることは、ルナンの人生にちゃんと続きがあることを確認できて良かった。ルナンがルナンとして生きる未来がちゃんとあるとわかって本当に良かった。
PC版で初めて結末を知った日から、今の今まで、ずっと彼女を「最後は消えてしまう子」と認識し続けなくちゃいけなかった。消えた後のことは可能性に過ぎず、ただ信じるしかなかったから。それが悲しかったのも昔のことで、今は慣れてすらいた。
けどこの結末を見たことで、そう捉える必要がなくなった。ちゃんと彼女は最後まで世界に存在し続け、以後も生きていくことがしっかり観測されていた。
この“トゥルー”は、“真の”という意味ではなく、明確に語られなかった“アレの真実”がわかるという意味だった。

『願うことは、信じることではない。努力すると誓うこと』。
より強大な敵を打ち倒し、大きな絶望を打ち壊すにはより多大な努力が要った。そしてその未来を手にした。あくまでゲームとしてのシナリオなのかも知れないけど、ルナンがみんなに会えたと信じるしかなかったのを、努力の姿勢によってその願いを現実にできたのが嬉しいし、その因果がこの言葉の説得力を本物にしてくれたと思ってる。
でも正直言って、まだ実感がない。昔諦めた夢が今になって叶ったみたいな感覚。ルナン、本当に今も生きているんだよね……?

・余談。彼女がみんなのところに帰れた経緯を一つ予想するとしたら……フィルガルトがかつて行ってた死者蘇生の研究、「肉体を形作るために大陸外の資源が要る」ってくだり。あの辺がキーじゃないかと勝手に思う。だって伝承とも関係なかったなら、それに関係するしかなくない? わからんけど。
つまり、みんなはルナンを取り戻すため、未探索の地で世界地図や最高級の魔導球を見つけて、グラウンドシップで大陸の外へ出た……とか。自分はそんな予想。
ルナンは精神だけで存在し続けるのは大変だけど、彼女ならきっと……ね。もしあれならトマトにでも乗り移ってもろて。喋るトマトとしてディザの肩に乗ってぴょこぴょこ跳ねてて欲しい。山盛りのトマトに紛れて「どれがルナンだ?」ってみんなで探してる様子をずっと眺めてたい。

◆クレイシヴの末路

もう一つ考えてたこと。倒すべき最後の敵であり、最も悲しみと狂気に呑み込まれた人物。
たくさんの人を利用し、殺してきた彼でも、どうしても極悪人やクズなどという認識で片づけることが自分にはできない。優しかった過去の顔も知っているだけに、彼と対立しなければならなかったのが残念に思う。
エンディングでみんなが「彼はもう何もできない、何も残っていない」と言っていたので、あの戦いで死んだわけではなさそうだが……しかし、進むべき道がなかった彼に、今後にどれほどの希望があるだろうか……?
ユミは彼の余生をどう思うんだろう? もう二度と顔を合わせることはないんだろうか。
過去へ戻ることに全てを賭けて、それが叶わなかったなら、ただでさえ老いた彼が、残った命にどれほどの価値を見出せるだろう?
これは至極個人的な見解だけど、彼はこれ以上生きることを望まない可能性もあるのでは……と。そして仮にそうだったとして、生を望まない者に生を与えることは、死を望まない者に死を与えることと同じ残酷さを持つと思ってて。
例えばの話、クレイシヴを倒したあと、情けで殺してやる……といったことも、ある意味彼にとっては優しさだという考え方もある。あの場で彼の意思を確かめることもできないし、当然ルナンたちがそんなことするわけないのだが。
だからエンディングの後、クレイシヴ自身が自ら死を選ぶ……なんて結末もありうると個人的には思う。すごく悲しいことだけど。もしそうするとしたら、せめてルナン、ユミ、ディーンあたりとは一度会話を交わしてからにして欲しいけどな……。



この後、まとめとかを書こうと思っていましたが、クリア後イベントだけでここまで長くなってしまった(もはや省略する気もない)ので、次に分けます。ルナンの人物像についてもそこで。
トゥルーエンドルート、本当に過酷でしたが、とてもワクワクしたし、結末も本当に素敵なご褒美でした。



Cresteaju


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