合作した曲の裏話について語る。
2024年が明け、幾日か経ちました。
さて、ここでは1/1に公開したむし。さんとの合作「嗜む事可惜し哉。- AvidAddicter"F"」という楽曲について語ろうかなと思います。
嗜む事可惜し哉。- AvidAddicter"F"はこちらから↓
むし。さんのTwitterはこちら↓
https://twitter.com/dhCtsL3Jx1H12Sr
1.合作のきっかけ
「合作をやりましょう!」と声をかけたのは僕からでした。
去年くらいからか、だれかと合作をしたいなーと思い続けていたこともあり、別名義をつくって疑似的に合作をしたりしていました(EYE.glay-xとかも別名義の一種)。……今思えば悲しすぎる。
そんなことを思いながら自分のDiscord鯖にて配信をしていた12/17。そのときは作曲配信をしており、視聴者はむし。さんしかいませんでした。そこでふと「むし。さんと合作したいなー」と思い恐る恐る聞いてみると快くOKをもらいました。やったね。
2.楽曲について
2-1. 構成
さて、そんなこんなで始めた合作。とりあえず自分の独断と偏見でパート分けをしました。
特に語ることはないのですが、
・イントロ、アウトロはどちらかが担当
・サビのメロディーは二人が担当
・担当するパートはどちらも同じ数担当する
ってな感じで組みました。(その結果5分超えの曲ができあがったのですが……)
2-2. イントロ
イントロはむし。さんが担当しました。
僕は何もしてないんでアレですが、一言いうなら「クオリティ高っけぇ……」
ピアノとかドラムとかの使い方がうますぎる。
2-3. Aメロ
さて、来ました。僕の担当パートです。
Aメロなんで落ち着いた感じにしようと思い、メロディーはピアノとシンセ。ドラムも8ビートでイントロの世界観を少し広げるような感じにしました。
2-4. Bメロ
続いてむし。さんのメロディーに僕が装飾をしたBメロです。
結構盛り上がる漢字のメロディーだったので、ピアノとギターをメインに四つ打ちのドラムやストリングスを使いました。(ちなみにコード進行はAメロと一緒)
2-5. サビ
さて、サビに来ました。サビのメロディーはむし。さんと相談して4小節ごとに AmeAgari→むし といった感じで打つことにしました。
メロディーはシンセがメインでむし。さんのパートはピアノ&二胡&ギターでレイヤーしました。
そして毎度おなじみHardstyleガバキック。入れたい衝動に駆られました。ですがこのガバキック、僕が初心者なこともあってミックスが難しかったです。メロディーを目立たせようとしてもキックの良さがなくなるしキックを強くしようとしてもそれ以外が霞むし……。ってな感じで結構難しかったです。
ですがまあ僕らしいサビができたんじゃないかなーと。そう思ってます。
2-6. ABメロ&サビ(むし。リミックス)
さて、ひと段落して今度はむし。さんがメロディー以外担当のパートです。
ここでめちゃくちゃ驚いたのが、既存のメロディーをそのままでそこに裏メロを乗せるというところです。おそらく当たり前なのではないかと思いますがその時の僕に裏メロという概念がなかったのでめちゃくちゃ衝撃でした。
しかもサビに関しては僕と違って静かに盛り上がっていく。そして使用しているトラック数も多い。これだけ音を鳴らしているのにまとまって聞こえるのは凄いなぁ……と一人で絶句してました。
2-7. Cメロ
さて、むし。さんのリミックス地帯が終わると僕がメロディーを担当したCメロです。むし。さんのサビを聴いているとシンセを使いたくなったので無理やりシンセを使いました。ゴメンナサイ……。
2-8. Dメロ
さて、次のDメロはむし。さんのメロディーに僕がいろいろ装飾しました。
ここではCメロの勢いをあまり失速したくなかったので、前半ハイテンポ、後半ローテンポになるようにしました。
前半はメロディーを二胡とピアノで鳴らし、ドラムは16ビートを使ってます。勢いがある。また、少し声ネタも使ってみました。ッ、エィッ、エィッ。あの声ネタ結構好き。
後半はラスサビへの溜めもかねて鉄琴→シンセ→別のシンセっていう感じで順々に重ねていってます。
2-9. ラスサビ
来ましたラスサビ。
ここではサビと同じくメロディーは4小節ごとに打ち込む。ですがその他のドラムやコードはそれぞれサイコロで決まった人が担当する、といった具合に作りました。ちなみに、
ドラム:AmeAgari
コード:むし。
ベース:むし。
装飾音:AmeAgari&むし。
といった具合です。
(ちなみに、本当はむし。さんからメロディーを打ち込む予定だったのですが、僕がふと思い浮かんだメロディーをそのままにしてしまったせいで Ame→むし。さん といったサビと同じローテーションとなりました。ゴメンナサイ……)
ちなみにDメロで使ったあの声ネタも鉄琴も入ってます。そしてむし。さんのギターも。だけれどドラムにガバキックを使ったせいでギターなどが聞こえなくなってしまい……ゴメンナサイ……。
2-10. アウトロ
さて、最後のアウトロです。
ここではそこまで盛り上げなくてもいいので、ピアノと鉄琴、そして弦楽器くらいしかつかってません。
ちなみに、最後のフェードインする声ネタは過去に出した曲「DISTORTED SOUND -CLXXIII-」の最後の部分をオマージュしたものです。そう、決してパクリではない。
3.タイトルについて
さてさて、この楽曲のタイトル「嗜む事可惜し哉。- AvidAddicter"F"」についてです。ちなみに読み方は「たしなむことあたらしかな。」です。
このタイトルは僕の絶望的なセンスで考えたのですが、一応意味があります。
まず、「嗜む事可惜し哉。」この文字列から漢字を取り除くと「むし。」にそして「AvidAddicter"F"」の大文字だけをとるとAAF、つまり「AmeAgariFuhto」になります。こんな感じで、タイトルに作曲者名が隠されています。
また、この楽曲に合わせて混沌としたタイトルになるように考えました。センスがほしい。
4.ジャケット画像について
さて、こんな感じで僕がわがまま言った楽曲が完成しました。
そして、むし。さんから「ジャケット画像を一緒に作りませんか」とメッセージが来ました。僕自身ジャケット画像を作るという概念すらなかったので、どうせなら作ってみようと思い一緒に作ることになりました。やったね。
話し合った結果、ジャケット画像にそれぞれが思う曲のイメージをキャラにして、それをお互いに描き合う。という感じになりました。
ちなみに、それぞれが描いたキャラはこんな感じです。
僕が考えたキャラクターのアディクターちゃんです。この曲を聴いた感じ、オリエンタルでサイバーチックな感じだったので青と黄色を基調にデザインしました。ちなみにケモ耳は僕の性癖です。はい。
それにしても、むし。さんって手上手くない……?
そして、こちらがむし。さんがデザインしたキャラクターです。この曲らしく派手でいろんな要素が入ってますね。好き。
余談ですがこのキャラを描く向きをサイコロで決めました。僕は苦手な→向きだったんで結構苦労しました。特に手。ムズイ。ムズすぎ。
こんな感じ。
ジャケット画像の背景はむし。さん、デザインやロゴは僕が担当しました(僕は背景を作れないので……)。
個人的にめちゃくちゃお気に入り。むし。さんの背景が良い味を出していい感じ……ってかこんな感じの情報量が多い背景ってどうやって作ってるんでしょうね。僕も頑張ったら作れるのかな? 知らんけど。
5.合作を振り返って
とまあこんな感じで合作の裏話を語りました。
僕は初めて合作したのですが、感想としてはめちゃくちゃ楽しかったです。メロディーを打ち込んで自分なりの楽器を組み合わせたり、メロディーの組み合わせ方を知れたり。いいですね。合作って。
正直、僕がめちゃくちゃわがまま言ってしまったのでそれに同意してやってくださったむし。さんにはもう感謝しかないです。頭があがりません。感謝。
では、長々と失礼しました。
またどこかで。
2024/01/04