パチュリの思い出ばなし
わたしがはじめてパチュリの香りに出会ったのは、ボディートリートメントの仕事をしていたとき、6〜7年くらい前でした。
そのお店の店長が「今度、精油ボックスにパチュリを入れようと思うんだ」とうことがきっかけです。
嗅いでみたら、思わず顔をしかめるくらい存在感のある香り。
すぐに『わたし、この香りムリ…』もう嗅ぐことはないと思ったくらいでした。
それから数ヶ月が経った頃、急にもう一度あのパチュリを嗅いでみたい‼︎という衝動にかられたのです。
もうただの好奇心でした。
ひと嗅ぎ目はやっぱりパンチある〜と思ったのですが…
しだいに…
おや⁉ わたし、この香り好きかも
と、心がパァっと開けていく感じがしました。
それからは、この香りの虜になってしまい、
時折、精油ボックスを開いては嗅いでいました。
もうすっかり自分の何かに響いたみたいです。
友人にも「わたし、パチュリの香り好きなんだよね」といってしまうくらい好きになっていました 笑
なんで、こんなに急に好きになったんだろう?…不思議に思っていました。
それがケイ先生の本やレッスンでパチュリのことを知るうちに、いろんなことが見えてきました。
パチュリの香りが“苦手”だと感じたときは、職場環境への不満ばかりを抱いていいたんです。けれど、次の場所も決まらずにここを辞めてどうするの?収入はどうなる?また仕事辞めたのって言われちゃうかな?それに、こんな気持ちで辞めたら逃げてるよね…。
こんな風にずっと頭の中でグルグルいったりきたり状態でした。
その頃の私、なぜかとても焦っていたんです。
20代のうちにというリミット意識がなぜか非常に強くありました。
ある時、私はこう思いました。
私はこれまで頑張るってことしてきてないよ⁉︎
20代のうちになにかやらなくちゃ、がんばらなきゃ。
自らに課したタイムリミットに、とにかく興味のあるいろんなことやってみることにしました。
大人の職業体験ができるサイトを見つけて、やりたい旅に参加することからはじめました。精油で香水作りをしてみたり、木のスプーンを作ったり…旅館の仲居さんになるという旅をしてみたり…。
初めて訪れる温泉地の旅館で仲居さんについての学びと体験をし、その日の晩はその旅館に泊りました。翌朝は午後からの仕事があるため早く起き、お世話になった仲居さんたちと記念撮影をして、そのまま仕事へ向かうという詰め詰めスケジュールにしたんだよね、など思い出します。
今はそんな風に自分をガチガチに縛らなくていいし、なんであんなにまで焦ってたんだろうと思っちゃいますが…笑
ただ、あの頃を振り返ってみると
パチュリの香りが“いい香り〜”と感じたのがその頃でした。
動き回りつつも、いろんなことを知ることがただただ楽しかったです。
いろんな方々から刺激をいただきました。そしているうちに、この職場から飛び立とう、でも自分が悔いないと思えるまではがんばろう、と心に決めた時期でもありました。
約一年後に退職して、またそこからすてきな出会いもありました。世の中にはこんなにもいろんな人がいてがんばっているんだと、また刺激をいただきました。
パチュリの香りからこんなにもタイムスリップ⭐︎
絶賛迷走中の時期だと思っていましたが、そのひとつひとつを感じながら自分なりに進んでいたんだと思えたら、安心したし嬉しかったです。
ありがとう***
パチュリからのメッセージ
「真の豊かさとは現実に起きるあらゆることを受けとめ、感じ、味わい尽くすこと」
・目の前の現実と向き合う時に役立つ香り
・いくらでも、いつからでも人生は変えられると気づかせてくれる香り
・今の自分の心の状態を知るバロメーター
・自分の軸を持ち、さらに自身の基盤をしっかりさせたい人へ
小林ケイ著「つねに幸せを感じる アロマとチャクラのレッスン」より
最近、パチュリの香りを嗅いでいたら、小手鞠るいさんの小説「はだしで海へ」のバリの場面が浮かんできました。
憧れのバリにいつか必ず行きたいなぁ…⭐︎