映画のおはなし
映画『SABAKAN(サバカン)』
あの夏の詰まったビー玉を覗き込む
そんなひと時の様だった。
と言っても「あの夏」は
私がまだ赤ん坊くらいの頃
生まれた場所も違う
でも
長崎の自然いっぱいを使って遊び
色々な人のぬくもりの中で
大切な「気持ち」が育っていく
「友達」が生まれる瞬間を
羨ましく思い返した。
両親と観に行ったけれど
観終わった後、父はハンカチでまだ目元を拭っていた。
そっとカンカンに入れて
夏が来ればまた
そのビー玉を覗き込んでしまうだろうなぁ。