ブブのながいはなし46

ブブはいつまでも途方にくれています。どうして自分はいつもこうなんだろうと、また心細い気持ちになりました。「一人で悩んで動けない」ブブはボソッとつぶやきます。すると少しの沈黙の後、どこかから声が飛んでくるのです。「君かい、ステップが下手なのは」ブブはびっくりして、口が開いたまま閉まらなくなってしまいました。また頭の世界から幽霊?と心の中で思います。「手をグー、パーできる?」声はまた飛んできます。ブブは自分の頭に対して「もう何も考えないで、もう幽霊はいらない」と懇願してみます。でもブブの頭の中は、うんともすんとも返事しません。ブブは自分の頭でさえもコントロールできないと失望しました。

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