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深く染み付いているルッキズム
こんにちは。あめです。
今回はルッキズムについて書いていこうと思います。
とは言っても、ルッキズムそのものについてではなく、ルッキズムや見かけへの執着がどれくらい自分に染み付いているかを最近実感しているので言語化していこうと思います。
まずはルッキズムの定義から。
ルッキズム[1](英: Lookism)とは、「外見にもとづく差別」であり[2]、特に「身体的に魅力的でないと考えられる人々を差別的に扱うこと」を指す[3]。外見至上主義という呼称もほぼ同義として扱われる[4](Wikipedia参照)
だそうです。
私が最近考えているのは、体型と体毛の2つについてです。
この2つ、思ったより深く自分の中に染み付いていました。
日本では特に女性において、「痩せている方が綺麗」「体毛がないほうが綺麗」という考え方が一般的だと思います。
この考え方に対して、頭では「そんなことないだろ」と思っていてもやっぱり痩せている方が綺麗とか体毛がない方が綺麗とか無意識のうちに考えてしまっていることに気づきました。
気づいた瞬間に修正しようと試みるのですが、無意識のうちにこのような考え方が刷り込まれているって、とっても怖いですよね。
「自ら望んで”ダイエット”をしている」と思っている人でも絶対に、この社会の見た目重視の非合理的な考え方に影響されている人が多いと思います。もし、痩せること・脱毛を求めることをしない社会に生まれてきていたら、自分の身体に対する考え方は結構違っていたと思うんです。
自分の意思だと思っているけど実は違う。怖くないですか?
でも抜け出すことは難しいです。なぜなら今までの人生それが「当たり前」だったから。
要因の1つとして、小さいときか触れるテレビや電車の広告がそうさせているのではないかと思います。
電車に乗ればダイエットや脱毛の広告ばかりで「痩せようとするのが当たり前」「脱毛するのが当たり前」を主張してきます。ルッキズムについて少し知った今でこそ、そのような広告に対して「うるさい」と思いますが小さい頃は何の疑問も持たずにいました。
このような広告って多様性を損なわせると思います。
こういう広告に影響されてダイエット(この言葉はあまり好きではない)を始め、健康を害したら誰が責任を取ってくれるのでしょう?
そもそも、なぜ「みんながみんな痩せたいと思っている」という暗黙の了解というか前提があるのでしょう?
体毛って汚いの?頭に生えている毛は綺麗に手入れするのに?男性は体毛があってもあまり何も言われないのってなんで?
この問題にはジェンダーの問題も関わってくると思いますが、今回は言及するのはやめておきます。(長くなりそうなので)
ルッキズムは見かけを気にしがちな大学生に多い考え方だと思います。
自分のことを「私はデブだから」「体毛が濃いから」「顔がでかいから(顔が大きい=可愛くないという意味を込めて)」「一重まぶただから」可愛くない、綺麗じゃないということをよく耳にします。
そしてその大学生たちはルッキズムを助長していることに気づいていない。
自分たちを、友達を苦しめていることにも気づいていない。
とっても苦しい。しんどい。
自分自身を卑下することもよくないことですが、自分を卑下するということは似たような性質を持つ友達や周りの人をも否定するような行為に思えるのです。
外見のみで評価を決めるということは本当に薄っぺらいと思います。
「私はデブだから綺麗じゃなくてあなたは痩せているから綺麗」
こんなこと言われて嬉しいでしょうか?
「痩せているのが正義」なこの社会では考えつきにくいかもしれませんが、痩せているのがコンプレックスな人もいるかもしれませんし、そもそも外見で価値のようなものを決めることは間違っているのではないでしょうか。
じゃあ何をどうやって褒めればいいの?
私は「自分や他の人と比較すること(卑下すること)で褒めない」「肌レベルの部分を褒めるよりはメイクや洋服、その人のセンスを褒める」のがより良い方法だと思います。(この言葉は誰かの受け売りですありがとう)
これはいつも思うことなのですがあなた以外あなたになれる人はいないんです。
(ちょっとくさいし)当たり前なのですが改めて考えると本当にすごいことだと思います。私も含めて、自分は自分しか無いんです。
誰かになる必要なんかないし、誰かに合わせる必要もない。
私がロールモデルを1人の人に定めない理由でもあります。1人に決めてしまうと、徹底的にその人と自分を比較して自己嫌悪に陥るからです。
まあでもだからって「自分らしく生きよう」とか言うつもりは無いです。
他人の基準に合わせる必要はないよ。社会があなたの外見に求めているものを満たす義務は全くないよ。自分のことは自分で決めよう。