台湾からFF14を快適に遊びたい with 中華電信 HiNet 光世代 [2022/2追記]
参考になる人が居るかは全く以て不明なれども。
概要
中華電信のFTTHがおそらく最適解、ただしランダムに謎のラグが発生するため対処が必要。
[2022/2追記]
下記にまとめたPPPoE再接続や再ログインでもなかなかラグが解消しなくなったので、ラグが発生している(と思われる)経路を迂回するためにVPN (Surfshark)を導入。Surfsharkの日本向けVPNサーバーがスクエニのすぐ近くにあるため、VPN周りになることによるpingの悪化もほとんど無く、ラグも全く起きなくなったので、多少お金(2年プランで7000円程度)をかけられるのであればこっちが手っ取り早くてお勧め。
サーバーはTokyo#13が最もスクエニに近くてお勧め。
中華電信~Surfshark Tokyo#13までの経路 (2022/2現在)
Surfshark Tokyo#13からスクエニまでの経路 (2022/2現在)
目的
台湾からなるべく快適にFF14(日本データセンター)を遊びたい。
前置き
今住んでるマンション契約時、不動産屋からおすすめされた回線(凱擘大寬頻 所謂CATVをラストワンマイルに使うタイプの光インターネットサービス 中身はDOCSIS3.1 下り500Mbps/上り50Mbps)をそのまま使ってたものの、ちょくちょくラグる(後述のランダムラグ問題と異なり、明確にpingの数字も悪くなる)。
調べてみたところ、このマンションが中華電信のFTTH(部屋までファイバーを引き込むタイプ)を引けそうとのことだったため、そちらに切り替えることにした。
引いた回線
中華電信 HiNet 光世代 下り300M/上り100Mプラン
月額1199TWD (日本円で月額4500円くらい)
申し込み、工事から開通までの流れ
1. オンラインで来店予約。 (別に混んでなかったので直接行っても良いかも。)
2. パスポートとARCを持って予約した近所の中華電信の営業所へ突撃。
3. 新規申し込み手続き。(※ここで契約者番号とPPPoEパスワードの書かれた紙製のカードを貰える。)
4. 数日すると工事予定日の連絡が電話で来る。 (※申込時に予め中国語が得意でない旨を伝えておくと、英語が出来る人をアサインしてもらえる模様。)
5. 工事日を確定。
6. 当日、工事担当者がマンション側の終端設備と部屋までのファイバーを繋いでくれる。うちの部屋はマンション側設備と部屋間は予め未使用のファイバーが張ってあったらしく、終端設備側を15分ほどいじるだけで配線部分は完了。(※マンションの管理室に工事が有ることを伝えて、マンション側設備がある部屋に工事担当者が入れるようにしておくこと。) その後部屋側からファイバーの信号強度テスト、ONU接続、初期設定、通信テストを経て2時間程度ですべて完了。
※ONU内蔵の無線が弱い(後述するが、b/g/nで2.4GHz帯のみ)とかで、別途D-Linkの無線LANルーターが貸与された。が、何故か貸与された方もb/g/n 2.4GHz帯のみだったので結局使わず。
速度
●台湾内(Speedtest.net)
●対日本(Radish Speedtest)
台湾内であれば夜間も殆ど速度は落ちない。(フ○ッツ光のようにPPPoE部分で絞ったりはしてない模様。)
対日本も通常時はほぼ契約上限まで速度が出ているが、夜間帯は日本側のバックボーンの影響を受けて低下する模様。
応答速度
FF14をやるに当たって一番大事になる部分。結論から言うと前のCATV回線よりも快適で、pingも安定しているが、定期的にラグるトラップが存在する。(対処方法は後述)
日本DCログインサーバまでのpingは30ms台半ばで安定。
124.150.157.158 の ping 統計:
パケット数: 送信 = 100、受信 = 100、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 35ms、最大 = 36ms、平均 = 35ms
通信経路
海超えの先はNTT-GIN 東京、そこからスクエニへ接続。
※契約当初(2020年7月頃)の海超え経路はKDDIだったのだが、2020年10月頃にNTT-GINに変更された模様。KDDIの方がpingの最小値は低かったが、NTTに変わってからの方が安定している印象。
ランダムラグ問題
やっと快適にFF14が出来るようになったと思いきや、日によってとんでもなく重い場合や、プレイ中にいきなりラグが生じることが有ると気づく。
この状態で日本DCのログインサーバにpingを打ってみるが、応答自体は特に悪化することなく、30ms台半ばで安定している、という謎現象。
結論から言うと、PPPoEを切断して再接続し、ラグったときと異なるネットワーク部のIPv4アドレスを割り振られればラグが解消する模様。
(例) FF14にログインし、リテイナーを呼ぶ・マケボを開く・コンテンツに行く等でラグってないか調べてみる。ラグった場合(ダメな時はリテイナー・マケボ開くのに数秒掛かる、コンテンツで数秒おきにワープするなど明らかにラグってると分かる)、以下の方法等で異なるネットワーク部のIPv4アドレスを割り振ってもらう。
1. ONUのルータ機能を使っている場合
ONUを再起動する or ONUの設定画面からWAN Connections -> PPPoEをReconnectする
2. LAN配下に別途ルーターをぶら下げている場合
LAN配下のルーターを再起動する or 再接続する
[2022/2追記] PPPoE再接続まで行わなくても、FFを一旦ログアウトし、ログイン画面に戻してから再ログインすることでも改善する場合がある。→ プレイしているサーバーとセッションが確立されると、コンテンツに行ったりサーバー間テレポを使っても、スクエニとの接続は同じセッションが使用され続けるようなので、最初のログイン時に混雑している経路を引いてしまうことが原因?
結論
PPPoEの再接続でラグがなくなると分かってからは、ラグったらログイン画面に戻ってPPPoEセッション何度か張り直して回線ガチャ、で快適に遊べてます。
FF14はログイン画面に戻った状態だと回線が切れても問題ないので、クライアント落としてワンタイムパスワード入れなくて良い分、再ログインまでの時間短縮が出来ます。
回線に優しくないエンドコンテンツ(極・零式・絶)も普通に遊べているので、海外からFFを遊ぶ環境としては悪くないんではないかと。1GCDに2アビ入れられますし、黒魔でザジャ抜き5連ファイジャも入ります。
(某グレートファイアウォール装備の隣国からVPN張って遊んだ時、極朱雀の反復横跳びがマジで不可能だったことに比べれば・・・)
---- 以下興味のある方向けのメモ書き ---
PPPoEセッション張り直した際の挙動
調べてみてなんとなく判明した情報。
●PPPoEv4で割り当てられるグローバルIPv4アドレスのパターンが複数ある
2021年6月現在、この6パターンが割り当てられることを確認。
1.169.*.*
36.227.*.*
111.243.*.*
111.248.*.*
118.167.*.*
220.137.*.*
[2022/2追記]
2021年後半ごろから、割り当てられるIPアドレスは1.164.*.*のみになった様子。
●グローバルIPアドレスのパターンによらず、WAN側ゲートウェイのIPアドレスは不変
上記通信経路(tracerouteのコピペ)でいうと2ホップ目。
●3~4ホップ目はPPPoEセッションを張り直すとリモートホスト・IPアドレスともに変動する
●5~6ホップ目はリモートホストは不変だがIPアドレスが変動する
負荷分散?
●7ホップ目がICMPに応答するかどうかは割り振られたグローバルIPアドレスのパターンによって変動する
応答しないパターンの例
割り当てられたグローバルIPv4アドレスのネットワーク部よって経路が変わっているのかと思ったのですが、WAN側のゲートウェイは全く変わっていないので・・・????
これ以上は詳しくないので分からずじまいでした。詳しい方コメントで教えて頂けると嬉しいです。
回線仕様等
契約がFTTHの場合、構成方式はG-PON(E-PONを使っているエリアも有るらしい?)
マンション側の設備が古いなどでファイバーを引けない場合、FTTB(近くのキャビネットから自宅まではVDSL)になる模様
PPPoEv4/v6でインターネット接続が、IPoEでMOD(Multimedia On Demand / 映像サービス)が提供される
ONUとしてAlcatel Lucent I-040GW(ルータ・802.11b/g/n 2.4GHz無線内蔵)が貸与される。IPアドレス叩くと設定画面が開ける。一般ユーザーでログインするとステータス程度しか見られないが、管理者でログインすると細かい設定が変更可能。
●一般ユーザー
ID: user
Pass: user
●管理者
ID: cht
Pass: 40gw****
****はONUのLAN側MACアドレスの下4桁を小文字で入力。一般ユーザーでログインするとステータス画面からMACアドレスが見えるのでメモっておく。
契約者IDなど下手に触ると繋がらなくなりそうな箇所まで弄れてしまうので、管理者でログインする場合はMaintenance -> Backup Configurationでまず設定のバックアップを取るのをおすすめ。
ONT Modeからルータ部分をオフにできそうだったが、試したところONUのLAN側IPアドレスが行方不明になってしまったため断念。初期状態でもPPPoEブリッジ機能が動いているため、LAN側にルーターをぶら下げてそっちからPPPoEv4/v6のセッションを張ることは可能。(後述)
PPPoE接続用ID/パスワードの仕様
ONUに初期設定されるPPPoEのIDは、「契約者番号8桁@wifi.hinet.net」となっている。このIDは工事日に中華電信の工事担当者が設定してくれるが、ONUから繋ぐ場合にしか使えない模様。LAN側に別途ルーターをぶら下げる場合、下記のID/Passを使用すること。
ID: 契約者番号8桁@hinet.net
Pass: 契約者カードに書かれているローマ字小文字8桁