沈黙の螺旋
大学時代、本来の学科とは別に新聞学科の専門科目も平行して20~30単位ほど(ただし今となっては記憶が曖昧)とっていたのだが、そのときに新聞学科にいた先生方のマスメディア概論の共著本『日本のマス・メディア』(6年ほど前に最新改訂)が近くの図書館にあったので斜め読み。
読んでいて、様々なメディア理論が紹介されていたのだが、その中でもノイマンの『沈黙の螺旋理論』を久しぶりに思い出した。
『沈黙の螺旋理論』とは、複数の意見が存在する社会事象において、メディアが一方の多数意見のみを伝えることにより、少数意見が社会同調性から表明されることもなくなり多数意見に飲まれていくことを表す理論。
https://guides.lib.kyushu-u.ac.jp/c.php?g=775072&p=5558472
社会を俯瞰的に捉えるために、アカデミックな視座に立つこともいつまでも忘れてはいけないなぁとおもう。