見出し画像

【新潟】佐渡島へ花の楽園を見に行く旅 3日目

佐渡島旅行最終日。前日は下記。

佐渡島・小木の宿のベッドの上で目を覚ますと、雨が窓を叩いていた。
今日の佐渡は一日こんな調子らしいが、構わず観光させてもらう。

まずは「Origine」という小さなフレンチのお店でトーストとスープの朝食をいただく。
宿の人が教えてくれた店なのだが、めちゃくちゃ美味しかった。食後に飲んだ野草茶もヨモギっぽい香りがして大変美味で、おかわりできるものならしたかった。

カリフラワーのポタージュ

店を出て、矢島のたらい舟乗り場を目指す。
晴れていたら自転車で行こうと思っていたが、あいにくの天気なので徒歩で強行。

廃校があった
田園風景の中を歩く

2km弱歩いて、たらい舟の受付をしている矢島体験交流館へ到着。雨が海面を叩いているこの場所に、仕事以外の用事で来ている人は誰一人としていなかった。
たらい舟は悪天に弱そうな見た目のわりに、こんな日でも強気に乗船を受け付けている。
———というのも、雨でもそこそこ綺麗なのだ。

傘片手に徒歩でノコノコ現れた私のために、女の人たちが雨対策の合羽やら何やらを用意してくれ、私は数分後にはたらいに揺られていた。
写真は防水ケースに入れたスマホで撮った。

晴れていたらさぞかしという念が絶えない光景ばかりが目に映る。
途中で私にも漕がせてくれたが、何一つ要領を得られず、私が漕いでいる間はずっとたらいがその場で溺れかけている人のような動きをしていた。

帰る時になって雨が止んだ(かなしみ)

次は宿根木までバスで移動する予定だったが乗り逃し、タクシーを呼ぼうとするも電話が繋がらなかったので、また歩いていくことにした。
矢島から宿根木までの距離もだいたい2km。
車通りが多くないし、ぽつぽつと人家の気配があるので、道のりにそこまで危険は感じなかったが、車の方は私を不気味に思っていたと思う。(出先でいつもそうなる…)

遠くに見える景色はずっとこう

なんとか到着。
宿根木ではなんとしても帰りのバスの時間に間に合わせる必要があったので、早足に路地の間を回遊した。複数のツアー客が観光しており、シニア層で賑わっていた。

雨でしっとりと濡れた町並みは味わい深かったが、建物の外壁の雰囲気にかなりホラゲーの「SIREN」っぽさを感じた。

バスは無事に定刻通りに出発し、私と観光客っぽい男性一人だけを乗せて走り出した。
宿根木にバスで行くルートは何故か地図アプリの路線検索で出てこないが、佐渡交通の時刻表にはちゃんと載っている。

小木に戻り、「手ぬぐいとコーヒー日和山」へ。
昼食を摂るつもりだったが、いろいろな欲に負けて気が付けばすっ飛ばしてデザートを食べていた。

苺のパフェといとしげなレアチーズケーキ

その後は小木港のフェリー乗り場に置いていた荷物を回収し、その場でバスの時間を待つ。
昨日の件があって気を付けていたとはいえスマホの充電は30%を切っていたので、ダメ元でここのレンタル充電器も確認したが、在庫は無かった。本当に当てにしてはいけない。

小木港からバスに乗車。
来た時と全く同じルートで両津港へ戻る。
バスは行きと同様、満席になることは無かった。

無事に両津港へ到着し、売店でお土産を見繕いつつ16:25発の船を待つ。
帰りは「ジェットフォイル ぎんが」に乗船する。

座席に電源があるか確認しようとして「ジェットフォイル 電源」で検索したら、数年前にこの船が電源喪失により9時間海上を漂ったという事故の記事が出て来たので、一旦見なかったことにした。
ちなみに座席に電源は無い。

高速運転のため、ジェットフォイルではシートベルトを着用して席に座り続ける必要がある。
乗り心地は新幹線と変わらなかった。
まだそんなに島を離れない内から、早くも20分前ぐらいに出航したカーフェリーを追い越す。

船は出港から1時間ほどで無事に新潟港へ到着。

佐渡島は車なしで周り切るにはとうてい時間が足りない場所だったので、運転できるようになったらまた行ってみたい。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集