寝台列車に乗って出雲・松江へ行く旅 2日目
島根旅行2日目。前日は下記。
サンライズ出雲に乗って出雲市駅へ到着した後、一畑電車に乗り換えて出雲大社へ向かった。
参道の先に出雲大社が見えたが、一旦スルー。
まずは老舗「かねや」で出雲そばを食べる。
食後、1kmくらい歩いて稲佐の浜へ。
遠目で見ると美しかったが、浜は漂着物とゴミがまあまあ散乱しており、岩から少し離れた人気の無いところには巨大なカラスもいて現実を突き付けられる感じがした。
また1.5kmくらい歩いて出雲大社へ。
天気が良すぎて凄まじい量の汗が流れ出る。拭ってもキリがないので諦めていたら目に大粒の雫が入ってきそうになり、一人で謎のウインクをしながら歩く。
出雲大社は縁結びの神社として有名だが、それは平たく言うとここで祀られている大国主大神という神様が数多くの女神達を妻にしているのでそれにあやかろうという話なので、ノコノコ参拝しにきてなんだがやかましいわとも思う。
どうでもいいが、境内付近では片方の肩を出すスタイルでシャツを羽織っているタイの僧侶みたいな女性を高い頻度で見かけた。
出雲大社を出た後は、鳥居の向かい側にあった自販機で水を買ってガブ飲みした。
この自販機は映画のゲスト声優みたいな女の人の声で「これにするぴょん♪」などと安いキャラ付けのウサギを演じさせられていた。
続いてすぐ近くのお店「出雲そば 菊二郎」で甘味を摂取。
明日からは雨の予報だったので、参道のお土産屋さんで長い傘を買った。
色々喋ってくれた店員さんに勧められるがまま下記のような傘ケースを購入。
買った時は便利かもという一心だったが、後にホテルの鏡で自分を見た時、「剣道部?」という言葉が口をついたので、それまでに私とすれ違った人達も同じことを思っていただろうと思う。
お土産屋さんを巡りつつ、玉造温泉行きのバスの時間まで「大社珈琲」で休憩。
15時前に出雲大社前駅からバスに乗車。
出雲空港を経由して玉造温泉に向かう。幸い座席にはやや余裕がある程度の混み具合だった。
玉造温泉に到着。
本日宿泊する「ホテル玉泉」へチェックイン。
1人用プランで唯一利用できる部屋はおそらく館内最狭の洋室だったが、前の日に押入れの中ぐらいのスペースで12時間引きこもっていた身から見ると全然広く感じた。
夕食は、ホテルの近くにある「若竹寿し」へ。
人気店らしく常に席が埋まっている様子だったが、カウンター席に滑り込むことができた。
この店では海鮮丼か寿司だけを頼もうとすると、「ご一緒にポテト」のノリで「ご一緒に味噌汁」を必ず勧めており、観測した限りそれに抗って味噌汁を拒否した客は一人もいなかった。
パッと見でなんとなく要らないかなと思っても、店の人に向かって明確に要らないと表明できるほどには情を捨てられない———ここでの味噌汁は、そんな存在なのだ。実際めちゃくちゃ美味い。
食後は温泉街を少し歩く。
お店は18時を過ぎた時点で既に閉まっていたが、この時期は夏祭りが開催されていて、地元の家族連れが遊びに来ていた。
温泉に入って就寝。
昨日ほとんど寝られなかったので熟睡できた。