長崎・五島のねぶたを見にいく旅 4日目
長崎旅行4日目。前日は下記。
「HOTELシーサイド島原」で朝を迎える。
昨日に引き続き部屋がオーシャンビューのため、日の出合わせで起床。
飛び込み予約だったが、なるべく眺めの良い部屋を割り当ててもらえたらしい。
のんびり窓の外を見ながら部屋にあった煎茶とほうじ茶を飲みまくって時を過ごす。
時折汽笛の音が聞こえ、すぐ近くのフェリー発着所に出入りする船の姿が見えた。
島原エリアの店などは10時頃に開き始めるようなので、チェックアウト時間ギリギリまで粘ってから移動開始。
昨夜着いた時は全く見えなかった美しい海と雲仙の山が見えて、さっそく島原に来た自分の判断を讃えたい気分になってきた。
島原駅に向かうが、電車を逃したのでバス移動。
降車ボタンは思ったより遊びの部分があり、けっこう押し込まないと音が鳴らなかった。
島原駅のコインロッカーに荷物を預け、
「喫茶 ケルン」で遅めの朝ごはんを食べる。
なぜ島原に来たかったかと言うと、ここが湧き水だいすき人間垂涎の町だからだ。
駅近辺をちょっと歩き回るだけで生活と隣り合うきれいな水辺の風景を見ることができる。
まずは「湧水庭園 四明荘」を見学。渾渾と湧き出る清洌な水で満たされた庭園に縁側がせりだしている大層美しい建物だ。
この辺りに住んでいる人達は、水は買うものではなく汲むものだという意識が根付いているそう。
この日は月曜。観光客はほとんどいない。
この寂しいアーケード商店街の中に突然あるのが「しまばら水屋敷」という甘味処。
ここも縁側から目を見張るほど美しい湧水の庭を鑑賞することができる。
二階ではまねきねこ即売会が行われている。
商店街を抜け、島原城まで歩く。
もくもくした巨大雲のおかげで完全に夏景色。
島原城天守閣の内部は完全にリノベされていて、その辺の公共施設みたいに快適な階段で一番上まで登っていける。
ダイナミックな積乱雲のおかげもあり、見応えのある風景だった。
この理髪館は喫茶店になっているので行きたかったが、休業日だった。
島原駅から島原鉄道に乗って移動。
大山東駅で下車。
背後に有明海を望み、黄色いハンカチがたなびく夏の凝縮みたいな光景が望めるこの駅には車で訪れる人の方が多い。
島原駅から一緒に降りたご夫婦はひと足先に折り返し方面の電車で戻って行った。
時折車で来る観光客を見ながら、一時間近く一人で諫早方面の電車を待つ。
駅舎がちゃんと日陰になっていて、海からの風もあるので意外と快適だった。
帰りの電車が来たので乗り込む。
昨日は暗闇の中を走っていたので分からなかったが、車窓からは穏やかな海や田園風景を眺めることができて全く飽きることがない。
諫早駅でJRに乗り換えて長崎駅へ。
駅ビル内の五島うどんの店「だしぼんず」で早めの晩ご飯を食べた。
直通バスで長崎空港に向かい、ソラシドエアの21時最終便で羽田に戻る。
バスを降りる時にキャリーケースを回収し忘れてしばらく気付かずにいたが、これは福江島でバスツアーのリズムに慣れすぎてしまったことが原因のような気がする。