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長崎・五島のねぶたを見にいく旅 1日目

残暑厳しい9月末に少々まとまった休みができたため、なんとなく全国各地の祭のスケジュールを見てみたら長崎県の福江島でねぶた祭りが催されることを知ったので行くことにした。
ねぶたと言えば主にりんごが有名な某県のイメージが強いが、調べてみると意外と全国各地で行われているらしい。
ほとんどのねぶた祭は主に7〜8月に開催されているが、この「福江みなとまつり」は毎年秋目前に行われるので、夏休み中にねぶたを見逃したが、駆け込みでねぶたを見たくなってしまった人にもおすすめと言える。
長崎には前々から行ってみたかったので、ついでに色々と観光地を巡ってきた。

まずは朝7時発の便で羽田→長崎へ。
LCCで毎回思うが、後ろにいる人が座席のポケットに何か出し入れする度、かなりダイレクトに尻を触られている感覚がする問題はいつか改善されるのだろうか。

長崎県上空

まずは宿泊先に荷物を預けるため、空港から長崎市内行きのバスに乗車。
昼から軍艦島に向かうツアーに参加する予定があるので、荷物を預けた後は集合場所付近を散策。
オランダ坂近辺の洋館群を回ってみた。

景観は素晴らしいが、冗談みたいに暑い。
この辺りはそんなに厳しい傾斜の坂ではないのに、少し登っただけですごい量の汗が滲む。

近場の「カフェレストラン レッケル」で昼食。
子供舌大歓喜の長崎名物トルコライスを食べる。

トルコライス(レギュラー)

トルコライスは基本的にピラフとカツとパスタで構成されており、誕生日でもないのにこんなことが許されるのかという見た目に仕上がっている。
ここの店はピラフがカレー風味で美味しかった。

食後は軍艦島ツアーの集合場所になっている、「軍艦島デジタルミュージアム」を見学。
時間に余裕があったので、軍艦島に人が暮らしていた当時の写真を一枚残らず見たりして過ごしたが、どの写真を見ても(これ撮ってる時脳汁やばかっただろうな…)というカメラマン側に対する感想が湧いた。

海上に浮かぶコンクリート造のマンション群、そこに暮らすのは海底600m以上まで続く竪穴を毎日行き来する炭鉱員———センスの良い作家が考えた設定みたいなこの島は、当時の島外の人からしてもアツい存在であったことが残っている写真の多さそれ自体からも窺える。

いよいよ軍艦島をこの目で見るため、ツアーの船に乗り込む。
今回利用した「軍艦島コンシェルジュ」の船は、一階の自由席を利用する通常プランと、二階の指定席が割り当てられ、ツアー内で若干優遇される課金プラン的なものがある。
最初通常プランで予約していたところ、「この日の船は通常プランだと学生の団体の中に一人だけ紛れることになるけど大丈夫そ😅?」という旨のお気遣いの電話をいただいたので、正直ちょっと面白そうだけど多分死にたくなるだろうなと思ったので追加で課金した。

軍艦島までは船で45分ほどの旅になるが、道中1分たりとも客を暇にさせない勢いでメインのガイドの方がキレキレの解説を繰り広げており、楽しかった。
いよいよ軍艦島が見えてくると、船前方のデッキから観覧させてくれる。そこそこの揺れに耐えながら写真を撮った。

少し波が出ていたが、着岸出来る基準内だったようで無事に上陸できた。歩ける範囲は限られているが、間近で見ることができて嬉しい。
日差しを遮るものが無く、気温は灼熱。

船内で麦わら帽子の貸し出しがあると言われたが、麦わらという単語が唐突すぎて言葉を咀嚼するのに10秒くらいかかり反応できなかった。

台風の時期には大波が打ち寄せる過酷な環境で、上の写真の手前に映っている建物の2倍近くの高さの波も来るらしい。

16時頃に長崎市街へ戻ってきた。

いちいち街並みが良い

船着場から少々坂を登ってグラバー園へ。

園内にある喫茶店・自由亭で休憩する。
全然人がいない時間帯だった。

紫陽花クリームソーダとカステラ
グラバー邸
グラバー邸の温室スペース
そろそろ日没

グラバー園の出口にあった長崎くんち関連の展示スペースがなんか良かった。

名誉の不在看板
水族館の水槽みたいなデカい展示ケースに龍
近くに良い感じの階段

夕食の時間帯になったので、長崎ちゃんぽん発祥の店「中華料理四海樓」で食事。
この感じの中華の店に対して私は勝手に警戒しており、(一人だと「何しにキタ?」とか言われんのかな…)とビビっていたが、箱が大きいし敷居も高くなく、意外と一人客が入りやすい雰囲気のお店だった。あと店員は日本人だった。

皿うどん(太麺) 美味しかった。

稲佐山まで夜景を見にいくついでに中華街に立ち寄る。意外と夜まで開いている店が少なく、空き店舗も目立っており寂しい雰囲気だった。

稲佐山へはロープウェイで登っていく。
登りのメンバーは私を含め7人くらいでゆとりがあったが、入れ替わりに頂上から降りてきたロープウェイは目算20人以上ミチミチに人が詰まっていて通勤電車みたいになっており、それを見た瞬間他の人達の会話が止まっていた。

頂上に着き、展望台まで行って夜景を見る。

イチャイチャする用事がある人々以外に長居する要素は全く無い場所なので、潔く10分ほどで帰りのロープウェイへ。
「一目見ておきたい」を本当に一目で済ますことができるのが一人旅の良い点の一つだ。

臨時便が出ており、帰りも空いていた。

「ホテルモントレ長崎」に宿泊。
ビジュアル面で色々と素敵なホテルだったが、特にエレベーターの階数表示がレトロで可愛くテンションが上がった。

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