アメカレの4月③ チーム大人の姿
こんにちは!
アメカレCチーム(授業者ではない職員)の今井です。
アメカレには、息子も児童として通っているので、保護者の立場でもあります。
前記事からの続きで、GW前の日々を綴ります。
4月のアメカレで見られた親たち=[チーム大人]の姿もまた、
これがアメカレらしさになっていくのだろうな、と思えるものでした。
何気ないことにも気づきの目が行き届く
アメカレでは毎日、親も授業に参画することができます。
といっても強制でも当番制でもなく、してもしなくても完全に自由です。
にもかかわらず、
4月は毎日3名くらいの親御さんが、授業に参画している姿がありました。
食事作りのサポートをしたり、撮影に回ったり、
子どもたちの中に入り、遊びや気持ちに寄り添ったりして過ごします。
入学時に、
[チーム大人]のスタンスとして
子どもたちに何か話しかけたいときは、
質問形で投げかけるようにしてみてください
とガイダンスがありました。
どんなときも「じぶんの話を聞いてくれる人がいる」ことはすごい価値だと思いました。
そして子どもたちの育ちを日々味わいながら、
感じたことや感動したことをシェアしたい!と
親たち自らすすんでzoomでのシェア会が開かれています。
そこでの話がまたとっても良くて。
『〇〇くんがあの時こう言ってて〜』とか
『〇〇ちゃんのさりげない行動に優しさが滲み出ててホントに感動しちゃった』とか、
『子どもたちすごいなー!私たち親の方が学びだよね!』とか。
みなさんのその視点がもう、愛のまなざしで!!
じぶん一人では味わいきれない瞬間瞬間を、たくさんの目でキャッチして、その感動をシェアしあえるひとときは本当に幸せを感じる時間です。
失敗できる余白
また、たとえ、その瞬間だけを切り取った時に、"好ましくない"とみられるような子どもの言動などがあったとしても、それを”不安の目”で見るのではなく、”信頼の目”で見られるまなざしが共有できていて、とても心地よいと感じています。
信頼の目=つまり、子どもは成長過程にあり、やがて育ちゆくものだと信じて、大人の目線で良い/悪いのジャッジをせず、大きな目で見守る視点をみんなが持ち合わせているなと感じます。
正しさを押し付けないスタンスだからこそ、それは子どもたちに失敗できる余白を与え、子どもたち自らが、失敗の中から試行錯誤やじぶんの頭で考えるゆとりをもてることにつながってくると感じます。
親たちみんなが[じぶんごと]
zoomシェア会の時に、一人のお父さんが話してくれたのですが、
「保護者がこんなに頻繁に自発的に集まって、
一人一人がこんなふうに自己開示して話し合える場が、
入学してほんの1〜2週間で醸成されてることもキセキに思える」
と仰っていて、ほんとだな〜と思いました。
その方は、昨年まで2年間
公立小学校にてPTA会長を務められていたからこそ、そう強く感じたのだそう。
その発言に対し、別のお母さんが
「アメカレのチーム大人は、大切だと思うものの価値観が同じで、一つ一つのできごとについて他人事ではなくみんなが[じぶんごと]として捉えているからじゃない?」と仰っていて、たしかに!と思いました。
学校に預けたらあとは他人事ではなく、
子どもが中心にいて、周りの大人がみんな
子どもたちの育ちゆく姿から自ら学んでいる姿勢が、アメカレらしさだなぁと見えてきた4月でした。