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【病院機能評価】ケアプロセス受審のポイント【チェックシート付き】

病院にお勤めの方であれば『病院機能評価』という言葉は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

中でもカルテの内容を時系列に沿って医療行為を確認する『ケアプロセス』という領域の審査は、病院機能評価を受審された方々は苦労されたのではないかと思います。

特に、初回受審の場合は解説集を見ても何をどうやって準備したらいいかわからないですよね…

今回、そんなお悩みを元病院経営コンサルタントのあまよんが解決します!

▼他の項目に関する解説も見たい方はこちらのサイトまで▼
あまよんの病院機能評価はてなBlog

当サイトでは項目別審査ポイントについてチェックシートおよび詳細な解説をつけて公開しています。

また、今回のテーマのケアプロセスについても細かく解説を行うとともに、チェックシートのPDFをつけているので、是非一度ご覧になってみてください。

貴院でご活用いただけること間違いなしです。

では、ケアプロセス審査について解説をしていきます。
フルの解説を見たい方、またチェックシートをダウンロードしたい方はサイトの方までよろしくお願いいたします。

まず、基本的には電子カルテを見ながらその病棟の入院患者の入院経路から退院までの流れを追って審査していくというところを共通認識として持っていてください。

その確認の中でチェックされるポイントの一部を下記にまとめましたので、以下の記録が適切に残されているか確認してみてください。

【入院経路】
・医師の入院指示はあるか
・入院同意書は取得できているか(記載漏れなどないか)
・(紹介の場合)連携室は紹介先に情報連携できているか
・(紹介の場合)担当医は紹介先に情報連携できているか
・(外来から)通院中の記録は適切か

【入院診療計画書】
・入院の目的は明記されているか、適切な内容であるか
・入院の目的は入院決定時の記録と相違ないか
・入院の目的は紹介状の内容と相違ないか
・計画されている期間は退院サマリーと相違ないか(相違している場合、その理由や根拠となる診療データなどは記録にのこされているか)
・関与する各種専門職種による計画立案はなされているか

【看護計画】
・入院診療計画書の内容と相違ないか
・入院目的と相違ないか
・患者個人の特性を踏まえて作成されているか(コピペ運用になっていないか)
・計画の更新はルール通りなされているか(患者状態に変化が生じた場合など、必要時に見直しがされているか。また変更ない場合でも見直しがなされた旨が確認できる状態になっているか)

【褥瘡】
・褥瘡評価は適切に実施されているか
・診療計画は立案されているか
・看護計画は立案されているか
・褥瘡計画は立案されているか
・他職種によるラウンドははなされているか
・褥瘡がある、または発生リスクが高い場合にマットレスの変更など適切対応がなされているか
・褥瘡がある場合、経過観察は適時(病院のルール通り)なされているか
・NSTによる関与はあるか

【転倒・転落】
・リスク評価は適切に実施されているか
・看護計画の立案はなされているか
・転倒転落防止計画の立案はなされているか
・ルール通りにリスクの再評価は実施されているか
・リスク評価が変更した場合、看護計画も変更しているか
・リスク評価の変更の理由は打倒か
・転倒・転落時に適切な対応がなされているか

etc…


こんな感じで解説を進めていますので、使えそうだなと思っていただいた方は引き続きこちらからご確認ください。
また、PDFのチェックシートをダウンロードして院内で確認してみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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