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禁酒1日目-3

昨日は会社応接室で宴をした。

朝起きると、裸で二人がけのソファに体を丸めていた。室温は17度と寒さでおきた。
普段は飲み会ともなれば芋焼酎720mlは飲むはずだが、最近の禁酒生活からか5杯で酔っていた。飲んでいる最中も高揚感は少なく、眠いとか体が重いといった感覚に襲われた。

飲み会中話した内容は全くと言っていいほど覚えていない。
昔何かで読んだことがある。人間は日常会話の中で、必要ない情報だという判断を脳が勝手に行う。そうして仕分けされた情報は長く記憶に留めておくことができないというものであった。これには納得で、多くの酒が入ってからの話などアテにはならず、シラフで会話できない類のしょうもない話が数を占める。というかそれくらい気楽でないと飲み会は楽しくない。だから覚えていなくて当たり前なのだと思う。決して記憶ない民を擁護しているわけではない。あったに越したことはないのだ。

食事は美味しいけど、酒あんまだな

普段は二次会へと誘う私だが、本日は酔っ払ったのでと帰りを提案した。
家に着く間際で記憶がない。気づいたら朝ソファーであった。

二日酔いは辛うじて問題なく、ソファでキンキンに冷えた体を作り置きの野菜スープで暖める。

自分の限界は4杯と知り、次の会社会合の酒量を決めながらZIPを眺める。

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