●2022年1月11日(火)、1月12日(水)の日記
1月11日(火)
久しぶりにレインコートを着て自転車をこいだ。子どもを覆うレインカバーはすぐに白く曇った。走り出すと子どもは家を出る前とうってかわって静かで不安になるくらいだった。信号で止まったときに後ろ手でカバーをトントンたたくと、一枚隔てて子どもの手が応えた。わたしの手はかじかんでいた。
せっかく濡れないように送り届けても子どもは園庭の真ん中で立ち尽くしてしっかり濡れた。
わたしの前髪も濡れたので家でドライヤーの熱を浴びせ、乾いたら急いで家を出た。今日は荷物が多い。たくさんの衣装。
午前の講師も午後の講師も個性的だった。個性を殺す方向で社会をなんとかサバイブしてきたわたしはしばしば美術講師の個性にぶんなぐられる。それもこの仕事で好きなところのひとつ。
仕事のあとは肉体の緊張が解けてぐにゃぐにゃになって何かアホみたいに甘いものでも食べないと駅まで歩けないなって思ってカヤトーストの店に入った。
アホみたいに甘いしセットのコーヒーには練乳いれてくれるし今日のわたしのためにあるような軽食(??)だったな!と感動した。リピ確定です
1月12日(水)
先日、「ぼくはやく大きくなりたい。どうやって大きくなるの」という子どもに【成長ホルモン】の話をしたらハマっていた。きょうの朝食のとき、【成長ホルモンさん】(夜すやすや眠っている子のところにだけやってきてすくすく育つ魔法をかけていく人、という設定)来てくれたかな、朝がくるまえに帰っちゃったのかな、ときょろきょろしていた。
小さな子どもでいることは時にけっこう不便なことだから、はやく大きくなりたいという彼の気持ちの一部はわたしにもわかると思う。が、不便を減らすのがわたしの親としての仕事(全然できてない)。
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