【肌荒れ】漢方を使った原因療法
皆さんこんにちは。
林海渡(はやし あまと)です。
実は僕、30歳を超えてから
20代では全く無縁であった「肌荒れ」に数年悩まされています。
初めは口回りに、ニキビが多く出来るようになり
その後、首回りが痒くなり、湿疹ができ始めたり等
軽い症状で始まったのですが
2年経っても治ることが無く
症状範囲は広がり、そして人前に出ることが恥ずかしくなるぐらい
顔や身体にニキビや、湿疹ができてしまう状態になっていました・・・
周囲の友人から「肌荒れ大丈夫?」と心配されることが多くなったのですが
その言葉を受ける度に【自分は肌が荒れているんだ】と再認識し
自己嫌悪に陥る
また、それがストレスとなり、ホルモンバランスが崩れ
肌荒れに繋がる、、、
というスパイラルに入ってしまいました
そんな状態が3年弱続いたとき
知人に勧められた「漢方を用いた原因療法」を実施することにより
最近では、肌荒れがかなり改善されてきました
もう一生、肌荒れと付き合っていかなくてはいけない、、、
と思っていた自分にとっては有難いことに
驚きと、喜びの日々が最近続いています
肌荒れに悩まれている方が多数いらっしゃるかと思いますので
ご参考までに、ここまでの軌跡を綴りたいと思います。
1. 肌荒れとは無縁の20代
「自分は肌が強い」そう思っていた20代
どれだけ日焼けしても、特段スキンケア等しなくとも
肌荒れがすることもなく
周囲からも「肌が綺麗で羨ましい」と当時は言われていました
「スキンケアなんてお金のムダ」
「最低限のスキンケアで良い」
そんな風に思っていた自分ですが
30歳を超えたあたりから顔を中心とした「痒み」に
その後、悩まされるようになりました。
2. 肌荒れの原因は、、、花粉症?
「アレルギー性の肌荒れですね」
痒みが収まらないので、皮膚科で医師に診断されたときに
初めに言われた診断結果
アレルギー、、、今まで、特段、食事などの
アレルギーが発症したことがなく
あるとすれば毎年2月、3月にひどく
くしゃみをしたり、鼻水が止まらなくなる花粉症ぐらい
それまでは花粉症で「肌が荒れる」というこは
ありませんでしたが
医師の診断の結果、花粉によって肌も荒れだしたのかもしれないと言われ
当時は、花粉(アレルギー)による肌荒れなんだと思い
花粉の期間(僕であればスギ・ヒノキの2月~3月)だけであれば
肌荒れを含めた花粉の症状を抑えるように医者と決めました。
3. ステロイドを使った対処療法を始める
まず始めたのが、飲み薬と塗り薬を使用したステロイド治療です。
ステロイド治療に関しては「副作用が怖い」と思われる方が
いらっしゃるかと思いますが、僕は比較的弱いステロイド薬である
「コロイド」を使用していたので
あまり副作用に悩まされることはありませんでした。
【 ↓ ご参考までにステロイドの軟膏の強さを紹介した記事です ↓ 】
投与を始めてから1週間後、肌荒れは改善しつつあり
医師からも、一度、ステロイド投与を辞めることを提案されました
ただ、ステロイド投与を辞めたとたん、数日で肌荒れが再発し
またステロイド投与を開始する、、このサイクルが
そこから1年以上続きました。
4. 症状が良化せず、病院を変え続けた数年
元々言われていた診断結果は「アレルギー性(花粉症)の肌荒れ」
であれば、花粉の期間(2月~3月)が終われば、肌荒れは収まるはずなのに
一向に改善されない、、、
1年が経った時、それまでは大人しく医師の言うことを聞いていましたが
症状が改善されないことに流石に苛立ちを感じ始め
「この肌荒れの本当の要因は何ですか?きちんと診断して下さい」と
何度か問い詰め、病院も何回か変えました。
兎に角、お金も時間もかけて対応をしているのに
全く良くならない、そして良くなる未来も見えない
仕事をしながらも、プライベートの時間も
その不安や苛立ちが、ずっと頭の片隅にありました。
今振り返ると、肌荒れは、肌荒れそものもだけが問題なのではなく
そこから来る不安や苛立ち、自己嫌悪といった
副次的に来る精神的なダメージの方が大きいと思います。
5. 胡散臭いと思っていた漢方(医師)との出会い
そこから3年、知人に肌荒れを紹介した時に
「『漢方』を中心とした治療を行う医師を紹介するよ」と言われました。
初めにそれを聞いたとき
「『漢方』って胡散臭いな」と思っていたために
あまり乗り気ではありませんでした。
今、この記事を読んでいる方にも『漢方』って良くわからない
高額商品、胡散臭いと思われる方はいらっしゃるのではないでしょうか?
乗り気ではなかったものの、病院を転々として一向に肌荒れが
改善されていなかった自分にとっては
「どうせ今のままでも良くならないから」
と思い、その医師(先生)を紹介して頂きました。
そして、その医師の対応は、それまでの医師とは全く違いました。
まず初めの初診に90分の時間を使いました。
・身体のいたるところの症状
・食生活
・睡眠
・仕事やプライベートの状況
そこから、導き出された自分の肌荒れの要因は
「食生活」「ストレス」「自律神経の乱れ」でした。
6. 対処療法から原因療法へ
・食事
まず初めに、食事の指摘を受けました。
僕は辛い食べ物(キムチや韓国料理等)が好きだったのですが
それは、僕の身体の構造上、肌荒れを悪化させるということだったので
制限するようにしました。
次に、接種すべき食べ物として「きのこ類」「海藻」「納豆」
全体に和食の食生活に変更しました。
それまではパンを食べることが多かったのですが、主食を米に変えました。
・自律神経と副交感神経の改善
僕は夜の寝つきが悪く、床に就いてから30分は寝れない状態が
数年間続いていました。
また、寝ている間にも何度が目が覚め、眠りが浅い状態も長年
続いていました。
医師(先生)が言われるには、肌荒れを治す一番の方法は
自己治癒力を高めること。
その自己治癒力が最も高い時間が睡眠をしている時。
つまり、睡眠の質が、肌荒れの改善につながるとのことでした。
夜の寝つきが悪く、寝ている間に目が覚めるのは
通常であれば優位になる副交感神経が作用しておらず
依然として自律神経が優位の為
その為、神経を整えるために定期的にサウナに行く
寝る前に瞑想をする、アロマを焚くなど
身体をリラックスさせる習慣をつけるようにしました。
・ステロイドは最低限使う
ある時はステロイド薬を使いました。
あまりにも肌荒れが激しすぎると、無意識に寝ている間に
肌を掻き、肌荒れを更に悪化させるので
それを妨げるために、ステロイドも時々は使いました。
使うタイミングは、毎回、医師(先生)に相談しながら
過剰に使うことは控えました。
・ 漢方薬について
漢方薬も投与しました。
「漢方薬」と聞くと、高い薬かと思うかたもいらっしゃるかと思いますが
僕の使用した漢方薬は、それほど高くありませんでした。
ご参考までに使用した漢方薬を掲載しておきます。
(もし、使用する場合は医師の診断の下、使用してください!)
・塗り薬(神仙太乙膏:約2,000円)
・飲み薬(十味敗毒湯、黄連解毒湯:どちらも約2,000円)
*飲み薬は医師に処方箋を貰えた場合、保険が適用されて安く買えます。
塗り薬は処方箋では購入できず定価で購入しました。
・カウンセリングを用いた精神衛生の改善
また、定期的に医師(先生)と話すようにしているのですが
その際に、オープンになって、肌荒れの事や
自分の生活のこと
他人には中々話せず困っていること(仕事、夫婦関係、お金)について
話すようにしました
それにより、自分一人で抱えていたストレスが、外に吐き出され
心が軽くなり、精神衛生が改善されたかと思います。
これについてのポイントは
「自分がストレスと思っていない些細なことも話す」ということ。
特に、忍耐強い人だと、身体はストレスだと判断しているのに
頭では分かっていないために、知らないうちに
ストレスをため込んでいることが多くなります。
(僕はこれに陥っていました)
大切なのは自分がどう感じているかではなく
身体がどう感じているか(どういった症状が現れているか)です。
7. まとめ
ここまで色々と話してきましたが
僕自身、今回の一件で学んだことは
・「対処療法」ではなく「原因療法」を行うこと
・知らないことに対しては恐怖や胡散臭さを潜在的に感じること
この記事を通じて、決して皆さんに「漢方」を勧めたいわけではありません
ただ、今回の僕の「経験」が少しでも、同じ悩みを持つ方へ
役に立てることを望んでいます。
まだ、僕も完治はしておりませんが
自分の生活を見直し、使うべき薬を使い
そして中長期目線で、改善していくように頑張っていきます。
本記事を読んで頂き、ありがとうございまいした。