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豊かさと貧しさ

金持ちと貧乏

昔は今よりはるかに貧乏だったはずです。物も不足していたでしょうから。
しかし、歴史は庶民の生活は伝えません。そこには記録があるだけです。
その記録だけを見ておりますと貧乏だったとは思えません。
なぜか、それはきっと日常生活とは無縁の世界が記録されているからでしょう。
世界には四大文明といわれた世界があります。
文明が最初に生まれたのはチグリス・ユーフラテス川流域のメソポタミア文明です。次にナイル川流域のエジプト文明、インダス川流域のインダス文明、そして、黄河・長江流域の中国文明です。いずれも共通しているのが川です。
豊富な水が文明を発展させたようです。
しかし、そこには庶民の暮らしは見えません。誰がどのように始めた文明なのか、ただ記録の中の文書を辿るしかありません。
そしてその記録があるからこそ新しい知恵が生まれます。
この時ふと思います。古代と今は確かに繋がっているのだと。
昔がなければ今はないのです。
幸いに今は昔の庶民が手に入れなかった学問がいとも簡単に手に入ります。
昔は一冊の本を写本しなければなりませんでした。
が、きっとその写本することさえ苦は感じず喜びで満ち溢れていたのではないかと想像します。でも、もっと楽してできないかと考えたでしょう。
そして考え、印刷という技術を生み出しました。
でも、その時代は貴族も庶民もなかったかもしれません。
文明の始まりはその川の流域に生活する人々が集まった結果でしょうか。
言葉もどのようにできたのか、今は想像するしかありません。
それにしても今は便利です。この便利さは古代があったからこそです。
その古代の名残が祭りなのでしょう。伝統芸能は消えてはいけないでしょう。
と、なぜか今朝は古代が浮かび上がってきました。
➖野草庵➖



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