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人生が二度あれば

人生は一度だけでいい

人生をやり直すことは考えてももう一度人生を生きてみたいとは思いません。
なぜならば、今の自分だから見えるものもあるからです。
だから、もし、人生を二度与えられるならば、きっと同じ人生を辿るでしょう。
その方が楽に生きられるからです。きっと、苦悩するのが嫌なんですね。
人の人生はピンからキリまであります。が、ピンもキリも味わいたいとは思いません。が、一日だけならいいかもしれません。
これはきっと贅沢な望みでしょう。
しかし、人は多くのことを体験したいという願望があるようです。
だからこそ、浮き沈みを味わうのかもしれません。
おそらくこれは自然の法則で人力では防ぎきれないものなのでしょう。

聖徳太子は歴史上の人物ですが、実在していなかったという説もあります。
私はこの説に同調します。
17条の憲法や冠位十二階、そして遣隋使派遣などは一人の力で決められるものではありません。
また、聖徳太子の肖像画で当時を偲ぶことはできません。
そして、冠位十二階という位ですが、これは人界ではあり得ることです。
ただし、人間が作為したものではなく、自然的に発生していると考えられます。
しかし、これを目に見える形にしたのは素晴らしいと言えます。
人にはそれぞれに徳目があるものです。
その徳目を基準にした冠位十二階は頷けます。
おそらく多くの人がこの位を手に入れようとしていたのではないかと考えられます。
贈収賄は現代こそ違法行為ですが、この時代は違っていたでしょう。

「生きるべきか死ぬべきか」と苦悩した挙句復讐を遂げて死に至ったハムレット
はシェークスピアの四大悲劇の一つです。
このハムレットは「ハムレット型」人間としてツルゲーネフが分類した一つです
思索・懐疑の傾向が強く、判断・実行力の乏しい人物の型とされます。
運命はこの性格によって造られるようでもあります。
「自分を知る」これは人生の重要テーマの一つと考えられます。
➖野草庵➖


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