渡部昇一流『四書五経』の解釈
16、信用こそ重要
🐢 人にして信なくんば、其の可なるを知らざるなり 🐢
(『論語』為政第二)
信用できない人間は取り柄がない、と言うことである。
私には社会の下層にいる人たちを見ながら育ったという体験があるが、
どんな下層にいる人でも、お金を預けて誤魔化さない人ならば、
必ずある程度の地位まで上がれるものである。
一方、誤魔化す人は結局うまくいかなくなるものである。
そう考えると、「人にして信なくば」は人生の重要な教訓になると思うのである。
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