欲望・野望・希望・願望
悪者・善者
欲望・野望というとどことなく危険を感じます。
一方、希望・願望と言うと明るい未来を感じます。
言葉一つの表現で暗くなったり明るくなったりします。
私は政治家になりたいと思った事はありませんが、
国や社会が自分の思惑通りにいかないと気に入りません。
だったら、自分で政治家になるしかありません。
然し、政治家になったとしてもその政界を動かせるような人物にならなければなりません。
これはどんな世界でもどんな立場にある人でも変わる事はないと思います。
映画やテレビのドラマはそうした不満の人々に希望を与えます。
芸術などはそのために存在しているのかもしれません。
が、どこまでも架空でしかありません。
報道番組にしてもその実態を知らせる事はできますが、人の心理まで伝えることはできません。
その渦中にある人も自分の気持ちを率直に語れるものではありません。
真実は語り難く、また、理解し難いものです。
事が解決すれば人は何事もなかったように忘れ去るものです。
人の噂も七十五日と言います。
然し、日本の敗戦は今も尾を引きずっています。
なぜか? その始まりは朝鮮戦争です。
が、その前に朝鮮列島の分断があります。第二次世界大戦の終結により、
日本の朝鮮植民地支配が終わりを告げました。
とはいえ、日本の朝鮮支配下の中でも呂運亭を中心に独立運動が続けられていました。そして、終戦と同時にソ連が朝鮮に侵入したため、アメリカは北緯38度線で分割することをソ連に提案しました。
このことで米ソが冷戦状態になり、1948年に朝鮮列島は北と南に分断しました。
その北が朝鮮統一を目論み南に攻撃を仕掛けました。これが朝鮮戦争の始まりです。当然米ソ絡みの戦争ですから世界を巻き込みました。
この戦争は今も停戦中です。
この朝鮮戦争の間、日本企業も経済発展の目論みから武器製造販売をしました。
今のロシア・ウクライナの戦争でも日本企業は製造販売をしています。
このように経済が戦争に利用されるのは古代からずっと続けられていることです。
日本が真珠湾攻撃を仕掛けたのもこの経済が理由でした。
アメリカの他国経済封鎖は専売特許でもあります。
こうした国同士の戦争はもはやどちらが善者・悪者とは決めつけられません。
一刻も早く停戦・終戦に持ち込んでいただきたい。
それが私のささやかな願望です。
➖野草庵➖
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