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人間関係
家族
人生の中で何が一番楽しいかというと家族と仲良く暮らすことです。
家族との間でトラブルがないことが理想ですが、
なかなかそうはいきません。中でも両親ですね。元々は他人ですから。
我が家でも両親の喧嘩を目撃することがありました。
大抵は痴話喧嘩というところですが、一度大きな喧嘩がありました。
母が弟だけを連れて母の実家に帰ったことを記憶しています。
が、無頓着の私はそれほど大きなショックは感じなかったのですが、
父が煽りましたね。「お前たちの母ちゃんお前たちを捨てた」と。
そう私はその時捨てられたとは考えていませんでした。
兄はどうだったでしょうね。互いにそのことを語った記憶がありません。
ただ父だけが慌てていたように感じていました。
小3だったでしょうか。朝の支度は兄がしたようです。
とにかく私は兄を頼りにしていましたから何も考えていなかったようです。
一番困ったのは父だったのでしょう、母の実家に頭を下げにいきました。
以来、両親の大きな喧嘩はなかったですね。
兄弟姉妹の喧嘩はというと、しょっ中ありましたが、大きな喧嘩の記憶は一回だけ記憶しています。
喧嘩の原因は覚えていませんが、私に絶対に折れたくないという意地が働いて、
兄が私の学校鞄を捨て、私が兄の学校鞄をそれぞれ川の岸辺に投げ捨てました。
「兄が取りに行くまで絶対取りに行かない」という意地っ張りが始まりました。
おまけにその日の夜に雨が降り、川が増水し、鞄も見事に浸かってしまいました。そして鞄を乾かした後、私の鞄の底は抜けたのに兄の鞄は無事でした。
そこで思い知ったのが「天罰」です。
「意地を張らずに鞄を取りに行っていたらこんなことにはならなかった」
という自省が起こったのです。
そして、「意地っ張りは損」だということを知りました。
以来、「喧嘩は負けるが勝ち」と思うようになりました。
だと言いながらも思うことはいろいろあります。
私も結婚して、いろいろ体験しましたが、「夫婦仲良くが第一」だと思います。
かといって、一方的な忍耐は不幸です。
ただ、自分を鍛えるという意味においては効果的だと思います。
夫婦がお互いにそういう気持ちになれれば更に幸福度は増すでしょう。
しかし、自分を鍛える効果はまた違う幸福感を味わうものです。
それにはさまざまなことを学ばなければなりません。
学ぶ環境は衣食住に不足がないことが条件です。
明日の糧がどうなるだろうかという環境にあっては難しいでしょう。
だから、政治はこうした人々の生活を知り、支援する必要があります。
今は「生活保護」を切り捨てる時代に突入しています。
私もいつまでも保護を受けるのは良くないとは思います。
が、病気や失業で収入が閉ざされることは不幸なことです。
そういう人々には手厚い保護は必要だと思います。
日本の現状は裕福な人々(例として簡単に一億円を投資できる)は200万人存在します。一方で、百円のお金がなくておにぎりを盗む人があります。
盗みは犯罪です。「犯罪を犯して刑務所にいる方がいい」という人もいます。
昔、乞食と呼ばれる人々がありました。人に物をもらって生きている人です。
今のホームレスの暮らしより貧しかったですね。
とにかくこのような状況から早く抜け出して欲しいという思いですが、
政治家の皆様は「あっち向いてホイ」のようです。
➖野草庵➖