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お金

『ユダヤ人問題によせて』(マルクス)

貨幣は、その前には他のどんな神の存在をも許さないような嫉妬深い神である。
貨幣は人間の一切の神々を引きずり下ろし、——それを商品に換える。
貨幣は一般的で独立に構成された価値である。
だからそれは世界全体から、人間界からも自然からも、その固有の価値を奪ってしまった。
貨幣は人間の手を離れた人間の労働と存在の本質であって、
この手を離れた本質が人間を支配し、人間はこれを礼拝するのである。

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