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結婚は幸せになれる早道だ

本能的に生きる動物はマナーを守らない

本能——生まれつき持っていると考えられる行動の様式や能力。
    特に動物が外界の変化に対して行う、生得的でその種に特有な反応形式
《「広辞苑」より》

人間以外の動物の世界はつがいになる条件は「好き」か「嫌い」かだと思う。
が、人間社会はそうではありません。
あるいは、人間社会がまだ統一されていない時代は「好き」「嫌い」の感情で成り立っていたのかもしれません。そしてそれは本能ともいえます。
が、集落ができ、統一する必要性が生じてきたと思われます。
統一させるためにはルールが必要です。
歴史的記録では「十七条の憲法」があります。

人間は言葉を交わし、意思の疎通を図ります。
しかし、人間には感情があり、意思の疎通は簡単ではありません。
戦い続きの歴史はそのことを物語っています。

戦いの時代には「幸せ」という言葉はなかったのかもしれません。
「めでたい」という言葉があります。
元旦には「明けましておめでとうございます」と挨拶を交わします。
何がめでたいのか?それは新しくなるという喜びの心でしょう。
人間は新しいものを好む傾向にあるようです。

結婚制度は何のために生まれたのか?
おそらく本能的に生きる人間を絶滅させるためだったからでしょう。
今でいうストーカーや強姦は当たり前の時代だったからです。
統一に秩序は欠かせません。が、多くの抵抗者が存在したことでしょう。
何せ、人間の中の欲求の中で一番強いものだからです。
『源氏物語』はそのことを見事に著しています。
そして今なおその本能は生き続けています。
ルールよりも感情の方が強いからでしょう。
女はよく「感情の生き物」と表現されますが、
女の持つ感情と本能は別物です。
社会的に女は論理的で生きてきませんでした。
故に論理的に対抗するのが苦手です。でも、今はそうではありません。
論理的な女性が増えています。女性の生きる道もさまざまになり、
「結婚が女性の幸せ」とはいえなくなりましたが、
「人に尽くす」という意味では結婚はその早道であるといえます。
が、「人に尽くす」ということは簡単ではありません。難しいです。
が、幸せになる条件に「人に尽くすこと」は欠かせません。
➖野草庵➖

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