政治・経済・社会
国民の努力と知恵で左右できないもの、それは経済である
30年間以上不況が続いている理由は、第一にバブルの崩壊が挙げられる。
銀行の行った金融緩和で金利が下がったのが原因で地価や株価が高騰しました。
この時発生した含み益で資産が上昇し続ける経済状態をバブル経済と呼びます。
この時代、就職活動も売り手市場で好景気に沸いた時代です。1985年頃から1993年頃の間です。
お金に縁のなかった私でも豊かさを感じたものです。
発端は先進5カ国(日米英独仏)の「プラザ合意」です。
プラザ合意とはドル高を是正する合意でニューヨークのプラザホテルで行われたのでこの名があります。
しかし、日本はこのことで円高が進行し、逆に円高不況に陥り、日銀が低金利政策を実施したため企業が融資を受けやすくなり、設備投資だけでなく土地や株の購入も活発になりました。この結果、地価や株価が高騰し、バブル経済が始まりました。この時土地神話が生まれました。「地価は上がり続け絶対に下がらない」という神話です。
しかし、この景気も長くは続きませんでした。
金融緩和で借りすぎや貸しすぎを防ぐため、「裁量規制」が設けられました。
つまり、収入に準じた貸借の範囲が決められたのです。
その上、金利の引き上げが5%まで上昇しました。さらに地価税が設けられ、
土地を多く購入した人はその煽りを受けました。
このことでバブル経済は一気に崩壊しました。
再びバブル経済がやってくることはないでしょう。
企業はこのためコストを引き下げるために労働市場を変化させました。
それが労働者派遣法です。外国人の雇用も勧めました。
日本の雇用が危機的状況に陥っています。
特に二十代、三十代の人には大打撃です。
ここにメスを入れられるのは政治なのですが、今の内閣や省庁はこの経団連の影響を強く受けていますので、打開策が打てません。
そこに敢然と立ち向かっているのが「れいわ新選組」です。
さあ、どれだけの国民支持を得られるか?
政治革命は起こるか?
私はこの「れいわ新選組」を支持します。
この国の経済を動かす資産家とは逆の立場です。
しかし、革命は常に貧しい立場の側から起こっています。
が、今の日本憲法は主権が国民にあります。
でも、その国民は両極に存在しています。
そう、功名と利得。また、幸福と利益に生きる人々が存在しているからです。
しかし、イギリスの功利主義的道徳観は「最大多数の最大幸福」を唱い、
「最も多くの人々に最大幸福をもたらす行為は善である」とします。
さて、一般国民は勝利を得ることはできるか?
国民を守るべき日本憲法を変えようとする政府、
それに異を唱える国民は?
もし、この国を変えたいと思うならば、政治家に立候補するか、自分の意を叶えてくれる政治家を選ぶか、のどちらかの選択をしなければなりません。
➖野草庵➖