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渡部昇一流『四書五経』の解釈

77、行人の得るは邑人の災
🐢 行人の得るは邑人の災いなり 🐢(『易経』无妄)

繋がれている牛を行きずりの人が盗んでいけば、
その盗んで行った人は得をするが、盗まれた村人は損をする、
という話である。そこから、
「行きずりの人が得をすると、前から住んでいる人が損をする」
というような意味で使う。

たとえば、最近のおかしなグローバリズムの蔓延などは、まさに
「行人の得るは邑人の災いなり」
の感がある。

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