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短さとわかりやすさ

「短からんと努力して晦渋に陥る」

ホラティウスの言葉。
短く書こうとしたらわかりにくくなってしまった、という意味である。
ホラティウスは詩人だから、これは彼の実感なのだろう。

文章を切って恰好よくしようとしたら、
かえって意味が難しくなってしまった。
これは小林秀雄の文章などにも当てはまるかもしれない。

これは、仕事を短時間に仕上げようとしたために、
わけのわからないものになった、
という意味でも使えるだろう。
〈渡部昇一〉



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