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政治活動は面白い?
政治とは敵と味方に分かれること
主権が国民にあっても、経済の主権は政治にあります。
そして今や日本は資本家対労働者です。
数の上では労働者が上回っていますが、立場上、資本家側に立つ労働者も存在します。また、政治家を選ぶ選挙でさえ、コントロールされています。
権力とは実に恐ろしい力のようです。
歴史はそれを教えてくれています。そして今なおそれが生きています。
こうした仕組みを知ってしまいますと、自分が政治の場に出るか、
共感する政治家を応援するかにかかってしまいます。
私は政治家になろうなんて少しも考えておりませんでした。
元大阪府知事の橋下徹氏が現れたときには政変が起きることを期待しましたが、
そういう方ではなかったですね。
私が政変を望むのは、日米安保の見直し、それだけです。
日本は独立国のようではありますが、日米同盟の絆が強いのか、それとも国同士の地位が対等ではない、そのように見受けられます。私は之が口惜しい。
米国は軍事国です。が、日本は自衛隊を保有しても軍事行動はしない国でありますが、自民党の方針がそうではない方向へ位置付けました。
私の政治参加はこの方針に対抗するためのものです。
旧社会党も憲法9条を守る政党であり、また、労働組合を支持する党でした。
が、村山富市氏が自民党と連立を組んだときにそれは消滅しました。
そして、村山内閣が交代して自民党の内部分裂が起こりました。
ちょっとした政変でありましたが、自民党が息を吹き返し、元の鞘に収まってしまいました。
が、この時の自民党はかなり弱体化していましたが、旧社会党のような野党は存在していませんでしたので、自民党は難なく政権を維持できました。
が、政治家は貴族になりましたので、政治家の腐敗が起こり、
自民党は自滅しました。悲しい政権交代でした。
が、ここに東日本大震災が発生し、原発事故が発生し、事態は思わぬ方向へ向かいます。にわか政権の脆さとでも言いましょうか、ここでも自滅が起こりました。そして、ここにあって国民は蚊帳の外でした。
国民の力で政権交代が起こったのではなく、政治家不審によるものでした。
そしてその後政治不審は続きますが、ここに選挙カラクリがあり、
国民の意思とは思われぬ選挙結果に終わり、以後自公独裁が始まります。
そして、同時に野党勢力も消え、労働者国民は非常事態に陥りました。
ここに敢然と現れたのが現参議院議員山本太郎氏です。
彼が政治家を志望したのは東日本大震災による福島原発事故が理由です。
原発廃止に向けての活動が始まります。「原発か?」
私は遠い時代のように感じ、彼の行動を静視していました。
そこへ「山本太郎と仲間たち」という党名で小沢一郎議員とタッグを組んだことを知りました。小沢一郎議員も「原発怖い派」だったのです。
意外なタッグの誕生に私の胸が鳴ったのを覚えています。
そんなところに山本太郎自身は落選し、重度障害者の二人が当選したというニュースが流れました。私は唖然としました。しかし、思いがけない事態が国会に起こりました。
重度障害者用のスペースが設けられたのです。「えっ?」ですよね。
原発廃止、重度障害者、「一体この人は何を考えているのか?」
➖野草庵➖