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人生は経営

学び

人は生きていくために多くのことを学びます。
現在はその学びを瞬時に得ることができます。
また、何を学ぶかは個人に委ねられています。
が、ヒトの口は重くもあり軽くもあり、人それぞれです。
そしてそれはどちらがいいとは言えません。

ところで、日光東照宮のあの「三猿」ですが、左甚五郎の作と言われています。
が、この「三猿」には色々と歴史があるようです。
最初のいわれは「災難より隠れ猿」「災難より逃れ猿」「安楽に暮らし猿」だったと言います。
が、後に仏教の教えから「見猿」「聞か猿」「言わ猿」の教えに変化したようです。
埼玉純真短期大学の職員の話によればこの「三猿」の前後に八匹の猿の姿をこのように言っていました。
一、手をかざして遠くを見ている母親(子どもの幸せな未来を願う)
二、見ざる・聞かざる・言わざる(幼少期は悪いことを見たり、聞いたり、話したりせず、素直なまま育ってほしいという親の思い)
三、座っている猿(独り立ち直前の様子)
四、上を見上げている青年期の猿(青雲の志を抱く)
五、下を覗き込む猿と背中に手をあてる猿(困難に直面するが、周囲の励ましで乗り越えていく)
六、もの思いにふける様子の猿(恋愛の悩みを通して成長する)
七、仲睦まじい2匹の猿(夫婦で荒波を乗り越えていく)
八、お腹の大きい猿(子猿もやがて自分が親となり、やっと親の苦労がわかる)

どの時代においても親が子を思う気持ちは同じなのかもしれません。
が、「因縁」というものがありますので、運命が関わります。
真に人の道というのはつくり難いのかもしれません。

➖野草庵➖


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