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人生は一日一日の積み重ね

親と子

地球が誕生してこの地球上には様々な親子が生まれました。
親子は生き物に限らずあらゆる自然にも発生しています。
が、人間はそのように考えて生きてはいない。
今日自分が生きることで精一杯だからである。
そして、人間社会は不平等にできていてその能力は等しく与えられません。
自然もまたそうですね。
湿地帯があれば砂漠の地もあります。
また、熱帯地があれば寒冷地と相反するものがあります。
自分の出生地こそが人生の始まりです。
そして、いい環境に生まれるのも、また、悪い環境に生まれたとしてもそれは運命として受け入れなければなりません。
然し、そういうことを知って生きている人は皆無でしょう。
先祖もそうして生きてきました。
が、先祖は自分たちの経験を子孫に伝える努力をしてきました。
その知恵は今も受け継がれています。
その知恵が全て正しいとは限りませんが、新しいものの発見を続けています。
でも、これは平和だからこそもたされるものです。
が、人間の歴史は戦争の繰り返しです。破壊の記録です。
今もこの世界で戦争は続けられています。誠に愚かです。
が、その愚かな人というのは国のトップにいる人々です。
野望と権力、これこそが人類を破滅に追い込むのです。
100年前の日本もそうでした。
にも関わらず利益のためならば戦争に加担します。
利益(りえき)、仏教では利益(りやく)と申します。
同じ文字ながらその意味は全く異なるものです。
昔、人はそうした知恵を分かち合ってきましたが、
明治維新後、廃仏毀釈運動が起こり、奈良時代から始まった神仏習合の歴史は終わり、神仏分離が行われたのです。
幸い、私の出生地では今なお神仏習合の慣習が残っていました。
因習もまた良きものと悪しきものがあるようです。
然し、それらをどう受け止めるかは個人の見解です。
日本はまだまだ団体意見が罷り通り、個人の意見は無視されがちです。
人生は一度きり、悔いのない人生を生きたいですね。
➖野草庵➖

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