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美しい時間
北海道から戻って1週間
もう一週間、いや、まだ一週間。
まだまだ、ココロに響き続けている音がある。
北海道の後半は、
これまでに何度も行った場所だったから、
何か懐かしさがあって、
心地よかった。
小樽では回らないお寿司を食べて、
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次の日には「ウポポイ」へ。
この日は、体験に追われて、
今までとは少し違う流れの中に。
![](https://assets.st-note.com/img/1720442505182-lONm08ZM7T.jpg?width=1200)
みんなで、ウポポ。
歌を歌ったり、
外での演奏や踊りをみたり、
ムックリの講習を受けたり。
昼ごはんを食べる時間もないほど。
![](https://assets.st-note.com/img/1720442602883-dVJiSZQVZW.jpg?width=1200)
ウポポイから見えた、昭和新山。
次の日に有珠山に行く予定だったのだけれど、
次の日の天気予報は雨。
ウポポイの日程と、入れ換えようかと思ったら、
入れ替えようとした日は、ウポポイはお休みで無理。
天気が晴れることを、ただ、祈った。
次の日、
朝出かける前まで、「大雨」
![](https://assets.st-note.com/img/1720442924934-oYs7AqZxpb.jpg?width=1200)
晴れてきた。
そして、そのうち
雲が抜けて、空が見えた。
![](https://assets.st-note.com/img/1720442975264-dUZTq08bWj.jpg?width=1200)
本当に、天気って個人的なもの。
雨の予報だからか、人も少なくて
頂上では、
ウタ歌ったり、
踊ったり、
スキップしたり、
思いを述べたり、
四葉のクローバー探したり、
底抜けに、笑ったり。
昨日 白老のウポポイで見たあの山が
今日は 目の前にいる。
時間と空間が連なっているのを感じる。
![](https://assets.st-note.com/img/1720443113878-TQcU5AZFIb.jpg?width=1200)
その後の貝塚では、
北の大地の風に吹かれて、
雨の予報がどこ吹く風。
草の香りの中で、ムックリを響かせる。
幸せだった。
![](https://assets.st-note.com/img/1720443184858-grnHtmNwwi.jpg?width=1200)
最終、
支笏ブルーに触れて北海道ツアーは終了。
千歳空港で別れる人、セントレアで別れる人、
みんな、それぞれがそれぞれに分岐していく。
トコロチマタだ。
飛行機の中で、
羊蹄山の姿を見つけた。
有珠山の頂上テラスで、
洞爺湖の向こう側に見えるはずの羊蹄山。
厚い雲がかかっていて、みんなで、雲が風と共に立ち去るように
何度も繰り返し語りかけたけど、
さすがに、それは難しかった。
最後の最後、
綺麗にくれていくその日の太陽が、
羊蹄山のシルエットをくっきりと立ち上らせてくれた。
さっきまで、あそこにいたんだ。
今は、空の上から見てる。
また、
時間と空間が交差する。
なんとも言えない、不思議な感覚に包まれる。
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この季節の北海道の心地よさったらない。
じんわり汗ばみながら、
爽やかに吹き抜ける風の中で、
この世にいなくなった友人のことを何度も思い出していた。
何度も思い出しながら、風を感じた。
私も、死んだら、風でありたい。
そんなことを何度も繰り返し心の中で思った。
美しい時間だった。