心おきなくじわじわと
11月に入って、東京から戻って数日後、福岡へと講座のために出かけ、
そのまま、北海道入り。
人生で初めて、旅から旅へと移動。
ただ、
福岡は仕事だけど、北海道は何をしにいくのか全く見当つかず。
ここから戻ったら、明日からまた講座の日々が続くのに、
間髪入れず、動き回るのは何故か。
福岡から、明日の愛知講座の間の3日間にスポッとハマった
北海道美瑛の旅。
今、美瑛がある旭川から羽田に到着したばかりで
noteを開いてみる。
心おきなくじわじわと
多分 この言葉を拾いに行ったような気がしている。
美瑛町は数年前に来たことがあって、
その頃は、まだまだ素朴で、観光客もまばらで。
数年後の今回、ほとんどが外国人観光客で、驚く。
「青い池」には、大きな駐車場ができ、途中で飲み物などが買えるショップも登場していて、またまた驚く。
数年で、こんなに変遷しているのか。
これからの数年で、また、大きく変貌していくのだろうか。
「もう一度、あの風景を見たい」は、そういう意味では不可能なんだなぁ。
だって、変わらないものなど、この世の中に何もないわけだから。
とはいえ、美瑛の広大な大地と、広大な空は
そのまま、切り取ったかのようにそこにあった。
空には不思議な雲やら、真っ直ぐに突進してくる太陽の光やら。
まあまあ、心も大きくなる 広くなる。
考えてみたら
この数日、福岡からずっと、笑ってしか いなかった。笑
昨日の夜。
画家のチュウさんに、私の魂の絵を描いてもらった。
素敵な絵だったけど、その以上に、その絵を描いてもらった時に
導き出てきた言葉にノックアウトされた。
心おきなくジワジワと
パッカーンと、広がる大地に、広がる空!!のように、
パッカーンと広がりゆく人生をついつい望んでしまっていたけど、
それは、表面的な部分で、
本心は、
「ジワジワとした生き方」を望んでいるみたいで、
ジワジワしながら
ジワジワ、心が浸透することを是としていたようである。
絵の裏側に書かれた一言
「心おきなくジワジワと」
これからは、心おきなくジワジワとしていけばいい。
もう 誰からも 止められることはないだろうから。
この言葉を拾いにきたのと同時に、
憧れの「佐治晴夫先生」にも会いにきたようで、
たまたま見かけた車に引っ張られ、
昼間の星が見える天文台の中へ。
そこにおられたのは、大尊敬の「佐治晴夫先生」だった。
お会いできた嬉しさと同じくらい
「昼間の星を見ることができる」という体験に心踊り、
先生とお話ししたい、でも、星も見たい。
子供の頃の、周りにはいっぱい自分の「やりたい」が存在していたあの頃を思い出す。
昼間の星は、
琴座のベガと、金星を見せてもらった。
琴座のベガはキラキラ光り、金星は月のように、半分欠けていた。
子供の頃に、こんな体験ができていたら、人生の方向性は変わっていたかもしれない。
天文台で望遠鏡を合わせて下さった方が、
「ベガは夏の大三角形なので、冬になると昼間に空に昇ってきます。」と教えてくれた。
見えないけど、冬の昼間には夏の空の星座が広がっているのだ。
なるほど。
当たり前のことだけど、見えないことで、当たり前じゃなかったことに気付かされる。
星を見たい気持ちが満足すると、今度は、先生とお話ししたい、写真が撮りたいが
勢いを増していく。笑
そんな私に、
「大丈夫。まだいますから、昼間の星を楽しんでください。よーく見てください」と言ってくださった佐治晴夫先生。
この後にして下さったお話は、私の今のタイミングで、とても心に響くモノだった。
今、聞かせていただいたことで、これからの人生に活かしていくことができる。
全てがパシパシっとハマっていく音が聞こえるようだった。
こんな風に当たり前の奇跡の繋がりが、今の私を作り上げていく。
なんでいくのかわからない北海道・美瑛が
私の人生になくてはならないものにどんどん変遷していく。
決めないことで、得られた体験。
この時空を通して、これからの未来が展開されていく。