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凝らしたものが現実になる

駆け抜けた4月
凄まじい勢いで過ぎてった。

ゴールデンウィーク
ようやく、今日からお休み。
久しぶりのまとまったお休みで、
しかも気候が良くて、窓を開け放して気持ちがいい風が吹き抜けるのを
肌で感じられる季節。幸せ感満載である。

昨日、久しぶりに 夜 ゆっくりと読書した。
「とんでもないまじめな世界」

 

随分前に手にしてから、何度、読んだだろう。
量子学に、手こずったら手にする。
私に、この世界の物理を教えてくれた最初の本。
何度読んでも思うのは、
「あぁ わかっていなかったんだ」ということ。
つまり、
ようやく、「わかった」ということ。

観測問題
 ぼんやりとして可能性の中から観察によって一つを選び出す
 つまり、見ること、凝らすことで、現実を選び出している、ということである。
非局在性 
 一つの場所で選んだ情報が、遠く離れた別の場所の情報を光より早く決定する。
 つまり、量子もつれ
三次元境界面ホログラム
 宇宙は三次元の空間に時間を加えた四次元時空間 
 これは、
 次元を一次元落とした三次元境界面ホログラムに記録されているらしい。
 しかも、ここは時間と空間が区別できないらしい。
 これって、相似象の「アマ」のことを言っているような気がする。

その上、
この世界、この宇宙は物質ではなくて、
変化し続ける情報の世界である、らしい。
変化するのは、非局在で全てがつながり合い、全てが影響し合っているから。
ずっと、語り続けている「相似象」と一致する。
本当に、私たちはそんな世界にいる。

飛行機に乗るたびに、
この世界は空の上で繋がっているのを感じる。
飛行機に乗るたびに、
目の下に雲が広がる、その光景を網膜に刻み込む。
つまり、日常では捉えることのできない、光景を目に焼き付けているのだ。
日常では捉えられない、非日常を凝らして観測している。

小学生の頃、
つまらない授業中には、いつも窓から空を見ていた。
都会の狭い敷地の中にあったわが母校の校舎は
コの字型に建てられていて、コの隙間から見る小さな空。
雲はいつも変化し続けながら、私を覆っているものだった。
初めて、家族で北海道に旅行に行った小学校4年生の時。
飛行機の窓から、雲が下にあるのを見た、あの感動は忘れない。
夏休みが終わり、学校が始まった時、
感動冷めやらず、担任の先生にその感動を伝え続けた。
空の上に広がる、いや、雲の上に存在している空は、地球を包んで広がり続けていることを、担任の先生が教えてくれた。
空も雲も、生き物みたいに思えた。

広がり続け、繋がり続け。
いつも飛行機の窓からの風景は、
私を小さな自分に引き戻してくれる。
いつも、あの頃と同じように感動する。
今は、携帯の写真で残すことができるようになった。


 

私たちがいるこの宇宙や脳の本当の姿は
物質的なものではく、ぼんやりとした可能性である

まじめなとんでもない話

脳の中に雲のような量子のぼんやりした状態があり、
観察すると、一つの状態を選び出し、
量子が収縮・そして原子になる。
その原子は、脳の中の他の量子に影響し、
別の量子も収縮し、そして、物理的な現象を引き起こす。
つまり、繋がり合うモノは、全ての現象の材料であり、可能性である。

それらは、密接につながり合い、そして広がり続ける。

高度一万メートルの位置で、
非日常の風景に目を凝らしながら、
非日常の思いを凝らす。
強い意志は、必ずや、この雲のような量子をカタマリという粒子に変化させ
現象を響き出す。
方向性は、いつも直感。
願うというより、響く。
祈るというより、位置をあげる。
自分の位置を上げて存在することで、
雲を見つめ、次の現実を引き起こすことにつながる。

鹿児島から福岡に向かい、
そして、福岡からセントレアへ。
その間中、
次の展開を響かせていた。

今、
次の展開の真っ只中に存在する。

確かに、未来を作るその場所は
時間も空間もない、全ての現象の材料が存在している非局在性の世界に違いない。

凝らしていることで、未来は生まれる。
可能性や、未来のタネは、地球を取り巻く宇宙の空の中に存在し続けている。



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