クリイロカメガイ出現
6月10日の午後、日ノ津の当センター正面の岸壁付近にクリイロカメガイが高密度で出現しました。
クリイロカメガイはクリオネの仲間です。
高密度の部分では、動画のようにカメガイが渦を巻いて水深1m程度まで垂れ下がっている状態が数か所で観察されました。
カメガイの殻は後半部が栗色でトゲが3本あります。大きさは縦のトゲの先までが8.5㎜、横は6㎜程度でした。
クリイロカメガイは全世界の温・熱帯水域に分布しているとされ、ネットで調べると、本種は平成21年に兵庫、島根、佐賀、京都での目撃例があります。
今年、当センターの岸壁に6月3日に少数出現し、それ以降見られていませんでした。
10日の夕方にはどこかに流れて行ったので、またどこかの岸に流れ着くかもしれません。
泳ぎ方がかわいいので、見つけたら観察してみてください。