海士町のみなさんが更新されているnoteや、海士町のことを書いてくださったnote、#海士町のnoteなどをまとめています。
突然ですが、皆さんはいわがきベイビーズが何を食べてすくすくと成長しているかご存知でしょうか??? 正解は、、、 植物プランクトンです!! 植物プランクトンの中でも イソクリシス・パブロバ・キートセラス という3種類の植物プランクトンを いわがきベイビーズの成長段階に合わせて与えています。 海士町種苗センターではいわがきベイビーズの餌となる植物プランクトンも 培養しています!!! 今回は、いわがきベイビーズがどのくらい餌を食べられているかを調べる ”残餌測定”という作
前回、あかうにベイビーズが誕生してから3か月間の成長を記事にまとめましたが、、、 あれから、あっという間に約半年が経ってしまいました。。。 3か月以降も立派に成長してくれたあかうにベイビーズ、、、 一生懸命成長してくれたあかうにベイビーズの記録を残すべく、 月日は経ってしまいましたが、その後のあかうにベイビーズをお届けしたいと思います✨ 立派に成長してくれていたあかうにベイビーズですが、、、 人間にも個性があるようにあかうにベイビーズの中でも大きさにばらつきが出てきてし
12月1日に誕生したあかうにベイビーズ… 誕生してからあっという間に3ヶ月が経過しました!!! 今回は3ヶ月間でのあかうにベイビーズたちの変貌を皆さんに見ていただきたく、記事にしてみました!! いわがきベイビーズとはまた一味違った可愛らしさを兼ね備えたあかうにベイビーズの変貌っぷりをどうぞご覧ください🌊 生後0日目(12月1日) 生後1日目(12月2日) 生後3日目(12月4日) 生後4日目(12月5日) 生後9日目(12月10日) 生後14日目(12月15日
寒くて暗かった冬が終わり、お日様が顔を出すことも多くなったこの頃ですが、みなさん、近頃海士の海が少し濁ってきたことにお気づきですか? 私も3月4日に気が付いて、早速採水バケツで水を汲んで来ました。 ビーカーに移してそのまま一晩置いて、翌朝ビーカーの底をピペットで吸い取って顕微鏡で観察すると様々な形や大きさの植物プランクトンが沢山見えます。 植物プランクトンの春の増殖が始まったようです。 まだ陸上は春本番には遠いのですが、海では冬の間に降った雪や雨で陸地から豊富な栄養分が流
みなさま、あけましておめでとうございます! 今年もよろしくお願い致します! さて、かなり時間が経ってしまいましたが… 12月1日、海士町種苗センターで新たな命が誕生しました!!! 今回はいわがきベイビーズではなく、、、 赤うにベイビーズが誕生しました! 海士町種苗センターでは初の試みだった赤うにさんの採卵。 時期の問題で赤うにさんのお母さん、お父さんから卵と精子をとることができる保証もなく、ドキドキの採卵でしたが、、、 無事、赤うにベイビーズが生まれてきてくれまし
11月20日、今年度最後のいわがきの種苗生産が無事、終わりました! 今回は約40日間育てたいわがきベイビーズを諏訪湾に送り出す作業、 通称沖出し作業をピックアップしていきたいと思います! その前に… 沖出しのために必要な事前準備の様子も少し紹介させてください! 白いお皿をじっと見つめている種苗センターの職員さん… いったいどうしたのでしょうか…??? 実は… 白いお皿にくっつているいわがきベイビーズを数えているんです! 白いお皿をズームアップしてみると… さらにズ
7月11日・12日に続いて、10月17・18日の2日間、 海士町種苗センターに隠岐島前高生が授業の一環で来てくれました! いわがきの赤ちゃんがくっつく白いお皿を吊り下げるための枠を磨いたり… 枠掃除の際には牡蠣の生臭さが漂う中、頑張って作業してくれました! 前回と同様に濃縮の手伝いもしてくれました! 今回は、濾過槽の殺菌をする作業も手伝ってくれました! 最終日、二人と話した際、 〇自分の成果が目に見えて分かる濃縮の作業が楽しかった 〇牡蠣の枠掃除の際にはどこまで張り
9月5日、福井小学校5年生が海士町種苗センターに見学に来てくれました! 室内に入る前から屋外にある水槽の中のいわがきの赤ちゃんの付着板を見つけて、質問してくれました! 施設内の電気を消して、懐中電灯でいわがきの赤ちゃんを観察したり… いわがきの赤ちゃんの餌を見たり… 顕微鏡でいわがきの赤ちゃんを観察したり… 最初から最後まで種苗センターの職員の話を興味津々に聞いてくれました。 〇地震が起きたら、いわがきの赤ちゃんは死んでしまうの? 〇いわがきの赤ちゃんが小さくて可
日ノ津の海は近頃殊の外よく澄んで、海に落ちたら染まりそうなほどの深い藍色をしています。 良く晴れて風もなく蒸し暑い8月28日の10:00頃、いつも通り海の様子を見に行くと、防波堤の際にスズメダイやメジナなど、小魚が沢山。 いつもならこの時間はほとんど姿を見ないのに、と思ってよく見ると口を水面に向けて、何か食べているみたい。 早速バケツで水面の水を汲んできてビーカーに移すと、大きさ1~3mmのマリンブルーの生き物が素早く動き回っていました。 エビのようにピンと跳ねることも
今年度、4回目の採卵が無事終わり、今回もたくさんのいわがきベイビーズが生まれてきてくれました! 伸びしろ無限大のいわがきベイビーズの成長、目が離せません! ところで… みなさんはいわがきの性別の見分け方、ご存じでしょうか? 海士町種苗センターでは、採卵をする際にいわがきの親貝さんの性別を一個体ずつ確認する作業があります! 下の写真のようにいわがきの親貝さんのぷりぷりな白い部分に軽くメスを入れて… 下の写真のように白い液体がメスの先端につきます。 肉眼
7月11日・12日の2日間、 海士町種苗センターに隠岐島前高生が授業の一環で来てくれました! 種苗センターの作業を手伝いつつ… どうしたら「海士町種苗センター」の存在を多くの人に知ってもらえるか? をみんなで話し合い… 〇Instagramの活用で若い人にも知ってもらう 〇島前高生の寮生向けのボランティアを募る 〇商店に種苗センターのチラシを貼ってもらう などなど たくさんのアイデアを出してくれました! 2日目の最後には感想も共有してもらい… 〇前日よりも積極的に活動
昨年7月29日のこと。海の様子を見に行った職員のRさんが、「白い粒々がいっぱいあって、魚が群れてたよ。」と教えてくれました。 早速海水を汲んできて、それらしい粒々を探し当て、顕微鏡で観察したところ、今まで見たこともないものが・・・ テグスで編んだような幾何学模様の球のまん中に、えんじ色のかたまりが。大きさは、周りにいる夜光虫の大きさが1㎜位だとすると、2㎜を少し超えるくらいだと思います。 調べてみるとこの生物は『フェオダリア』という浮遊性の原生生物でした(http://hu
6月19日、海士町種苗センターにてたくさんの新しい命が誕生しました! 今年度3回目の採卵が無事終わり… これから約40日間、いわがきの赤ちゃんを育てていきます! そんな新しい命が誕生したばかりの海士町種苗センターで、個人的に最もホットな作業をご紹介したいと思います!!! 個人的に最もホットな作業… それは… ・いわがきの赤ちゃんの大きさ ・水槽の中にどのくらいのいわがきの幼生がいるか を顕微鏡を使って調べる作業です! この2つの作業は【いわがきの赤ちゃんが毎日どれくら
こんにちは!海士町種苗(しゅびょう)センターです! 突然ですが、皆さんは『種苗センター』と聞くとどんなイメージがありますか? …種、苗、、、植物を育てているのかな?と思ったそこのあなた! …海士町種苗センターでは植物ではなく、いわがきの赤ちゃんを育てています! 海士町種苗センターのことを、初めて聞いた方もいらっしゃるのではないでしょうか? そこで… 海士町種苗センターについてもっといろいろな方に知っていただきたい!という想いからnoteでの定期的な発信をスタートします!
・夏になると皆さんが潜って採ってくる、ビールのおつまみにすると美味しいニナ(標準和名はオオコシダカガンガラ)、日ノ津では昨年は目についたのに今年は見当たりません。 ・2018年も同じ状況でした。 ・いずれの年も、前年の夏に海水の温度が30℃くらいになっていることから、水温がニナの生存できる限界を越して高くなり、浅いところのニナが死んでしまったためと思われます(夏の水温はhttps://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/data/db/kaikyo/j
6月10日の午後、日ノ津の当センター正面の岸壁付近にクリイロカメガイが高密度で出現しました。 クリイロカメガイはクリオネの仲間です。 高密度の部分では、動画のようにカメガイが渦を巻いて水深1m程度まで垂れ下がっている状態が数か所で観察されました。 カメガイの殻は後半部が栗色でトゲが3本あります。大きさは縦のトゲの先までが8.5㎜、横は6㎜程度でした。 クリイロカメガイは全世界の温・熱帯水域に分布しているとされ、ネットで調べると、本種は平成21年に兵庫、島根、佐賀、京都