春を感じる週末
今日は朝から酷い嵐だった。
会社の窓は常にガタガタとうるさく、ビルは強風に煽られてゆらゆらと揺れているのがわかる。
そんな午前を過ぎると徐々に雨風が収まり雲の隙間から太陽が差し込んできた。
やっと色をつけながら手をひろげてきていた道の桜の木は、どこかぐったりとしているようにも見えた。あの強風では無理もない。
せっかくこれから披露できるであろう花が散ってしまったのだから。
かわいそうな気持ちになりながら午後を過ごした。やっと金曜日が終わる。
朝とは違って雲ひとつない空はまだ明るさを柔らかく残しながら少しづつ暗くなっていく。
この時間、この空気、この空がすごく好きだ。
昼から夜に切り替わる、夕方の時間が最もこれからの季節を感じられるのではないかと駅に向かう途中で考える。
また春がくる。
1年は1月から始まるが、季節の始まりは春が始まりだと私は思っている。
やわらかくほんの少し汗ばむ気温。
草木の香りを運んでくれる風。
薄めの青空に雲が浮かぶ空。
4月に生まれたことが私は本当に嬉しい。
東京はついに桜が開花したらしい。
今週末、来週末はどこか桜の花と春を撮りにでかけたい。
お越しくださりありがとうございます。 とても嬉しいです。