いつか燃え尽きるなら
いつか燃え尽きる
何もかもが
自分があれだけ好きだったこと
あれだけ思いを寄せていたものも
いつかその思いは途絶えてしまった
あれだけ欲しかったものも
手に入ろうが入らまいが
時間が経てば何も感じなくなってしまった
燃え上がって燃焼したあとで残るものは何だろうか
それは思い出や生き様だ
人生は命を燃やしいつか燃え尽きる
諸行無常
それでもいい
いつか燃え尽きる
でも燃えない人生はつまらない
不滅の法灯は消えることがないからありがたがられる
だが、いくら不滅とはいえ人が手を入れなければいずれ火は消えてしまう
人生は炎のように命を燃やし、油を注ぎ燃焼し続ける営み
生き続ける限り、火が消えないように点検は必要だ
それでもいつかは消えてしまう
その時にどう燃え尽きるのか
そこに生き様が見えるのだろう
いつか燃え尽きるなら
自信を持って誇れる生き様を遺したいものだ
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