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人間は恐れを抱く生き物です。
恐れは完全に悪というものではなく、自分の命を守るために必要なものだったりもします。
しかし、人はときどき命が危険に晒されているわけでもないのに恐れを抱いてしまうことがあります。
その恐れによって思考が硬直して立ち止まり、人生をより良くしていくための冒険ができなくなってしまうことがあります。

私は恐れに上手く対処するためには、恐れに対する備えが必要だと考えます。
今回は、恐れに対する最強の備えについて綴ってみたいと思います。


恐れていることが起きてしまったときの対処法を持っておくこと

恐怖感情に蓋をして、勢いづけて恐れの対象に向き合うことができるのであれば、恐れへの対処法としてそれもひとつの手だと思います。
でも実際のところ、それは多くの方にとってとてもハードルの高い挑戦となるでしょう。
誰もができることではないと思います。

先に述べたように、恐れに上手く対処するためには、恐れに対する備えを持つことが肝要です。
恐れに対する最強の備えは、「恐れていることが起きてしまったときの対処法を持っておくこと」だと私は考えます。
その備えが自分の中に持てていればその備えがお守りとなり、恐怖感情が軽減され、いくらか恐れに向き合いやすくなるはずです。

自分が恐れていることに直面しても「大丈夫」と思えるような備えを持つ

例えば、失敗に対する恐れを抱いている場合には、実際に失敗してしまったときに自分が不快を感じながらも、その失敗を理性的な状態で受け入れることができている自分をイメージできるような対処法が持てるとよいです。

誰かに怒られることを恐れている場合も同じように、実際に怒られてしまったときに自分が不快を感じながらも、理性的な状態でその状況に対応できている自分をイメージできるような対処法が持てるとよいです。

これらの備えは、「怒られたら○○な態度で○○と伝えよう」などのように具体的な対策が備えとなる場合もあるでしょうし、「失敗したら非常に残念なことだけど、それでも世界の終わりってわけではないしな」などのようなマインドを事前に持てるように自分の心の叫びに耳を傾けて、じっくりと心の中の自分と対話しておくことも備えとなるでしょう。

いずれにしても大切なのは、自分が恐れていることに直面しても「大丈夫」と思えるような備えを持つことだと言えます。

自分が「大丈夫」と思えるようにならないと恐れに上手く対処することはできない

結局のところ、恐れによる思考停止や立ち止まりは、自分が恐れていることに直面しても「大丈夫」と思えない限り解消されることはありません。
恐れに上手く対処するためには、その恐れに対して自分が「大丈夫」と思えるような備えを持つことが不可欠なのです。

恐れていることが実際に起こってしまっても、「こうすれば大丈夫」とか「それでもおしまいというわけではないから大丈夫」なんて思える備えが持てるといいですね。



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