成果と書評 第97回「魚と水の森」
こんにちは!
ちょっと今週は色んなスケジュールがキツキツで気が気じゃないんですけど思えば毎年こうな気もするので、気合いで乗り切りたいと思います!
今週のお知らせ
25日から展示が始まっております!
私の在廊日は29日(月)14:00~16:00です!
今回は我が家の犬神セラを作品にさせていただきました。
私の作品が小さいのもありますが、右の作家さんは毎回でかい作品を持ってくるので大きさがバグっています。
元々付き合いのあった作家さんに誘われて出している展示なのですが、私の参加しているジャンルだけセミプロの集まりになっているの他の作家さんのクオリティが半端なくて毎年滝汗かきまくりです。
滝汗かく機会なんでそうそうないので自ら望んでこの場に飛び込んでいるようなところもありますが……
学生時代、演奏会の度に「大人になると緊張する機会もそうそうないからね、この時を楽しんで」と言われていたんですが、あるよ。めちゃくちゃあるよ。いまだに年数回はあるよ。そして大人だからといって緊張しないことはないよ、失敗した後のリカバリーのバリエーションが増えるだけだよ。
何年も経って当時の発言を根に持たれている発言者の方も可哀想だと思いますが、学生ってセンシティブな時期だからかける言葉は気をつけていきたいですね(何の教訓?)
展示自体は30日の午前中まで開催しておりますので、お近くの方は是非!
書評「魚と水の森」
年間100作以上は確実にBL作品を読んでいる一人ちるちること私ですが、ジャンルの特性上ちょっとここでは紹介しづらいものが多く、紹介してこなかったのですが、これは……ジャンル明言されてないしいけるか!?と踏んだものです。
ヒーリング・ファンタジーってなってますが、もっと分かりやすくいうとなんだ?ヒューマン・ファンタジー?あんまり変わってないな。
おそらくメイン登場人物2人の話なので、すごく読みやすいと思います。
ファンタジーの世界観もすごく細かいわけではないので、ふわっと雰囲気で読んでも大丈夫な感じ。
そもそも作者の本郷地下先生は、めちゃくちゃ人の感情を描くのが上手な方で、そこにある空気感・温度が本当に繊細に感じられる表情の描き方、そして何といっても登場人物の台詞が本当に本当に良いのですが、この作品のメインの一人が声が出ないという設定で、その設定にも関わらずここまで感情や情景が伝わるものなのか、と戦慄すら覚える作品です。
単純に絵が上手すぎでは?というのもあるのですが、作風とファンタジーの描写が本当に合っていて、ファンとしては大満足作品なわけでございます。
作者の本郷地下先生の作品はどれも本当に素晴らしくて、BL作品に抵抗がない方は是非読んで欲しいのですが、すごく丁寧な人間模様を描かれるので
通常BL/百合作品はジャンルの特性上、恋愛対象が同性である、というところに物語の主軸を置きがちなのですが、本郷先生の作品は他の部分に主軸を置いた上で、そこにまつわる人達がたまたま同性であった、というような話が多いのでジャンル初心者ないしはヒューマンドラマ系の作品が好きな方にもおすすめの作品が多くございます。
ハッピーエンドよりはメリバが得意な方。
作者のあとがきまでが本編。あとがきの一言で全てが救われることがあるので気になる人は単行本を買って欲しい。
本郷地下初心者には「世田谷シンクロニシティ」「シティ・ライツ・バースデイ」がおすすめ、比較的ハッピーエンドの類です。メリバ、行けます……!の人は「メトロ」「シンデレラリバティ」を是非……!
どちらにせよ、過去作はジャンルの特性上成人向け描写が入ってきますので平気な方のみよろしくお願いします……。
気持ちとしてはおすすめBL/百合作品だけで1年いけるくらいストックがあるんですけど、成人向けになりがちなど色々な事情もあり中々紹介出来ないんですが、そもそも感情漫画大好き人間としてはこのジャンルは最高クソデカ感情漫画の宝庫なので紹介したい作品がいっぱいあり……そのうち有料記事で書くか……。
ジャンルで紹介しない!って決めちゃうとじゃあ雁須磨子とかよしながふみ(敬称略)とかはどうなるんだ!!!!という問題にも直面しますので、悩みどころ。
もうよしながふみクラスになると道徳の教科書じゃん……と思わなくもないので、そのうちそっと紹介していきたいですね。
今週の余談
展示期間中につき、強制的に人間のコスプレをして外に出ないと行けないわけですが、普段ほぼ何もしないせいで30分くらいかかってしまい(え?これが普通なんですか?どうなんですか?分かりません……)毎日身支度して外にお勤めに行ってらっしゃる方々偉すぎない????と思いまして……
いえ、これに関しては本当に私が悪いというか、本来普通に生活する際にも身だしなみなど気を遣っていればここまで四苦八苦することはないと思うのですが、それが出来ていたらこんな人間にはなっていないわけでしてね。
SNSで顔面デッキ流行ってましたが、家から出ない人間の顔面デッキマジで悲惨なので毎回環境トップ探さなきゃいけないし、レギュ落ちもすごいんだよなあ(この文を理解できたあなた……カードゲームの経験がおありで?)
久しぶりにお話しする方など特に年上の方とお話しする機会など普段そうそうないので、色んな発見があるというか、色んな気づきがあって、労力を割いてでもこういう機会を持つことも大事だな〜と思います。
年齢が違うと当然、経験や時間の感じ方も違うわけで、そういう方々と対等に色んな話ができる機会も中々ないので。
結構いい大人になっちゃったな、と思って色々焦り始めても先人の方々と話すと「今が一番若いんだから何でも出来るわね」と言われ、それ言われたら何も言い返せんし何でも出来る気がしてくる、不思議。
願わくば自分もそういう言葉をかけてあげられる人間になりたいけれど、そんな余裕が持てる日は来るのか……。
今週の猫
そして展示期間中につき、外に出る機会が多いということは相対的にお留守番が増えて拗ねている猫でございます。
そのため、夜の大運動会がまあ大暴れですごいことに。
とにかく下に落とせそうなものは片っ端から落とす。おもちゃを色んなところにぶちまける。廊下全力ダッシュなど。
まあ、ストレス溜めるよりは……と思わないでもないんですが、それにしても暴れん坊将軍がすぎる。
このnoteを書いている今も(AM4:00)目の前で水平方向に猫が飛んで行きました。やめてくれ。
あとがき
今、本当に色んな締め切りやら合否やらが重なりまくっていて気が気でない状況なのですが、ドン底フローチャートを作って、最悪のパターンのシュミレーションをめちゃくちゃすることによって、何とか日々を生き抜いております。
状況によっては来週お休みする可能性もありそうですが、何とか更新できたらな〜と思っております。
次回もどうぞよろしくお願いします!