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犬のこと②

今回は番外編です。

度々noteやSNSで飼っている犬の話をしているのですが、ちょっと詳しくご紹介しようかなと思います。

と、いうのも我が家の犬は免疫系が弱く色々と病気にかかることが多く、その度に私はインターネットの海から色んな有益な情報を引っ張り出し対処してきたのですが、同じような症状で悩んでいる飼い主さんの手助けになればいいな…と思ったので、ちまちまと書いていこうかなと思います。

前回ちょっと書いてから大分時間が経ってしまった。
もうシニアなので病気の進行も早く、こういう状況整理とかをすることで今の状態を嫌でも把握しなければいけないと言う状況を私自身が拒んでるのかもしれないな、現実を受け入れたくなくて。
でもその感情も辛くても記録しておいた方がいいかなと思うので、書き留めておくことにします。

まず初めに我が家の犬の紹介です。


セラ(♀)
推定:11〜13歳
犬種:雑種(多分ダックス×ポメ?)
アレルギー:牛、鹿

色々と不確定なのは元保護犬だからです。

おそらくブリーダー崩壊現場から保護され(メスなので繁殖犬だったのかもしれない)推定4〜6歳の時に我が家にやってきました。

来た当初は4〜5歳とのことだったんですが、保護団体の方は「保護した当初はかなり健康状態が悪かったから歳いってるように見えたけど、元気になってきたの見たらもう少し若いかもしれない…」動物病院の先生は「元気そうだけど、歯石の溜まり具合を見ると歳いってるかもしれない」とのことで4〜6歳くらいかな〜と勝手に判断しました。

性格、体質としては、とにかくビビり(これは過去も影響してると思う)、人間嫌いで犬も特に好きじゃない(でも来られるのは別に平気)、メンタルが弱い。

アレルギーは牛と鹿がありますが、うちの場合は皮膚疾患というよりも食べて半日〜過ぎると下痢・嘔吐する、という感じ(なので、初めはアレルギーと分かるまでに時間がかかった)

・慢性膀胱炎
・唾液腺嚢胞
・歯肉炎

などなどそれなりに病院通いの回数も多く、歯もほとんどない犬ですが食欲だけはめちゃくちゃある!という感じだったのですが、最近それすらもちょっと怪しくなってきたおばあちゃんです。

1年ほど前から腎臓の数値がちょっと怪しいかも〜〜〜という感じだったのですが、10月くらいに入って腎臓用の療法食を食べていたことが災いして肝臓の数値も悪くなり始め、エコー検査の結果「胆泥症ですね!」と言うのと副腎(ホルモンを分泌している臓器)が肥大しているので、もしかしたらクッシング症候群かも。と言うことでホルモン値の検査をすることに。

このホルモン値の検査がひじょ〜〜〜〜〜〜〜にめんどくさくて、朝イチでホルモン分泌を誘発させる注射を打って、4時間おきに3回採血をし、ホルモン値の推移を見る、というものなのですが、このホルモンの分泌がそもそもストレスによっても左右されるということで、メンタル弱弱のうちの犬は採血毎に帰宅して様子を見ることに……。
と言うことはそう、1日で病院に計3回行きました。結構大変だった。
が、まあ病院に預けたら預けたで水も飲めなかったであろうからこれしか選択肢がなかったのだが。

しかも検査の結果「……違いましたね。」とのことで、あれだけの検査やったのに違うんかい!?という感じだったのですが、この検査信憑性が95%でほぼほぼ診断結果としては合ってるらしいんですが、検査以外の諸々の症状(多飲多尿、お尻に出来物ができる、お腹が膨れてくる、異常な食欲(これは元からだが))などがクッシング症候群に当てはまることが多く、どうやら残りの5%に値するのでは……?と私も先生方も疑ってるところです。

そもそもクッシング症候群自体は検査方法がいくつもあって、総合的な診断として下されるものらしいので、今回の検査もこれからの治療の判断材料の一つ、という感じの捉え方になるんだろうな〜〜と見ています。

で、今の犬の状況をおさらいすると
・腎臓の数値が悪い(最優先事項)
・↑これをケアしていた結果肝臓の数値も悪くなってきた
・↑肝臓をケアすると腎臓に負担がかかる

という厄介な状況で、腎臓を最優先しつつ色んなところの数値の進行を頑張って……遅らそうね!!!という感じです。

ただ、保護出身の我が子、これ以上辛い思いはしてほしくないな〜〜というのが大前提にあるので完治を目指すためにいくつも検査をして大掛かりな治療を受けて、というのは本人の負担になりそうなので出来る限りやらないつもりです。

辛い思いして長生きしてもらうくらいなら穏やかな日々が最期の日まで続いた方がいいかなと思うので。

ぶっちゃけ長生きして欲しいのは飼い主のエゴだな〜〜と思う派なのですが、それはそれとして1000年生きてくれ……と思ってる自分もいるので悩ましいところ。
というかこの文章を書きながらすでに先のことを考えて号泣しているくらいなので信念ぶれっぶれなのですが。

奇しくも何故か最近私の周りには、シニア犬猫介護している人や看取りをした人が多く色々なエピソードを目にする機会が多いので、この先どうなっていくのか、どういうケアをしていけばいいのかが見えてとてもありがたいと同時に、いざ同じような状況が目の前にあると先が分かって動揺してしまう自分もいて、どうしようもない自分に辟易する日々を送っております。

現に今も昨日あたりから食欲が落ちてきて、腎臓が悪くなると最終的に食欲が落ちてくることはわかってたので「ついにきたか……」と思ったのと同時に不安が押し寄せて号泣しながら残されたフードを手に移し、犬の口に運んでいたら完食してました。なんやねん。

前につづ井さんが実家で飼っていた犬の介護のために仕事を辞め、家に戻った時の話をnoteで書いていましたが、

なんかこう、人間でもそうだけど離れて暮らしていたのを「介護するぞ!」って心意気で再び一緒に暮らすのと、今まで一緒に暮らしていた延長線上に介護があるのとでは心の持ちようが違うよなあ、と思いました。

なんかこう、ずっと一緒に暮らしていた分変化は目に見えていて理解はしてるけど、心だけが置き去りになっている感じ。

どっちが悪いこともないし、どっちが正しいわけでもないけど、向き合うことの大変さはどっちにもあるよなあと思ったり。

あとはこのツイートを見て大号泣するなどしています。

今は吐き気が強く、食べても吐いてしまっている状態が続いているので、一時的に皮下点滴に通い様子を見ている状況なのですが、動物の体調は数時間で変化するからな……わからんな……

メンタル弱弱犬なのでなるべく病院にかかる回数は少なくしたいところではあるんですが、治療をどうするかというのは置いておいても判断するタイミングを間違っていはいけないので、どういう状態になったら診てもらったほうがいいのかというのをしっかりと理解しておいて、最小限の受診でなるべくストレスフリーで行きたい所存。

昔飼っていたチワワ(あまりにデカかったので諸説あり)は9歳くらいで心臓肥大を発症し、半年くらいで虹の橋を渡ってしまったので、急に体調が急変することもあるしまだお世話させてくれるだけありがたいなあと思い返すなどしています。

1匹を愛し暮らしていると本当に別れが辛くなるので、だから人は多頭飼いをするのだな……と思ったりしましたが、1匹が亡くなってしまいあとを追う様に……という話も聞くし、飼っている子全てをケアできるだけの余裕も必要だし、第一今の子は絶対に多頭暮らし出来ないタイプなので私は責任を持ってお前を見送るぞ、と言う意志だけ固めてます。人生の半分以上動物と一緒に暮らしてきたからな、私の人生は動物と共にあるんだ。

と、長々と私のお気持ち吐露だけが爆発してしまったので、同じような状況の方の参考になればと、使用しているサプリやフードなどを載せておきます。

なお、楽天で買えるものはこちらにまとめましたので、まとめて見たい方はこちらから

<フード>
ロイヤルカナン インディヴィジュアリス

これについてはあんまり参考にならないかもしれないんですが、動物病院の診断結果に沿ったフードをカスタマイズしてロイヤルカナンが送ってくれる、というものです。
たまたま通っていた病院がこのサービスを取り入れててオススメしてもらったので利用しています。
正直このサービスに対応している動物病院がまだ少なく、珍しいと思うのであまり現実的ではないかもしれない。
ただ、うちの子みたいに腎臓も肝臓もケアしたいけどフードの特性は両極端……どうしたらいいの!?と言う場合にはめちゃくちゃ助かっています。
手作り食とかもあるけど、加熱不足とか色々考えるとこっちの方が安全で確実かなと思うので。
私はこれにサプリなどを追加してあげています。

<フードのトッピング>

の前に今飲んでいる薬を参考までに
・利胆剤
・腎臓薬
どちらも抗生物質ではないので、サプリに影響受けないものたちなので色々試しています。抗生物質やステロイドを服用している場合は確認したほうがいいかもしれません。

<イパキチン>

リン吸着剤のサプリ。粉状で一度にあげる量もそんなに多くないので割とコスパはいい気がする。獣医さん曰く、この辺りのサプリは副作用がほぼないので効く効かないは置いといて試してみるのはあり、とのこと。

<アゾディル>

言わずと知れた腎臓サプリ。ただ高い。本当に高い。まあ薬に比べたら安いと思うけど、高い。びっくりするよね。でも薬に比べたら安いんだよ。効く効かないはその子によると思いますが(いわゆる乳酸菌製剤なので)副作用がほぼないので試してみる価値はあると思う。ただ高いね。

<サーモンオイル>

色んな数値が悪くなり始めた頃に、どうやら魚の油がいいらしいぞ、ってことで辿り着いたのがこちら。他のメーカーのサーモンオイルもあるけど、これは常温保存でポンプタイプなので扱いが非常に楽です。ちなみに与え始めてから1週間くらいで目やにが無くなりました。どうやらアレルギー症状にも効くらしい。

<納豆パウダー>

うちの子は元々便が緩くなりがちだったので、納豆パウダーを追加。
匂いとか好き嫌いしない子だったら振りかけるだけだし、かなり効果も出るのでおすすめ。最近値上がりしたのでコスパはあんま良くないかも。

<アニマストラス>

うちに来た時から欠かせないサプリ。
所謂動物用の消化酵素。粉末タイプもあるが、ペット栄養士さんによると液体のほうが吸収率がいいから匂いとか苦手な子でなければ液体タイプのほうがいいらしい。ちなみにうちは単体でも舐めてくれるくらい大好きで薬もこれをつけておけば食べてくれるのでめちゃくちゃ助かっています。

以前使ってたサプリ

<オリーブリーフ>

免疫落ちてて抗生剤使いたくないな〜〜って時のサプリ。使ってる時はあんまり効果感じなかったけど、やめたらちょっと具合悪くなったので効果あったんだなって感じです。ただ輸入の関係なのか値段が安定しなくてめちゃくちゃ高くなったりする時があるので、よくチェックしながら買うのが良いかも。コスパはあんまり良くないです。でもサプリ系が効く子には救世主になってくれそう。種類も色々あります。



と、言うわけで私がここまで懇意にお世話にしている犬、お見送りの際には私も塵となり再起不能な状態になると思われますので、その際には私の周りの友人達には暖かく見守り支えていただけると助かります。
今までと変わらずお話聞いたりしてね。

私の中での動物の命って人と同等もしくはそれ以上なので(人はこの世で一番傲慢な生き物だと思っているので)本当に人生に占める割合としてデカすぎるのですが、そういう存在に出会えただけでもありがたいなあと思うので、最後までしっかり向き合っていきたいと思います。


クロッシェクリエイターです。文章が上手くなりたくてはじめてみましたが、熱量だけが前面に出てしまうので一向に進歩しません。勢いだけで生きているフシがあるので冷静になりたいです。