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自分の外と内を繋げる〜俳句再チャレンジ

昨日は屋外で自然を観察しながら俳句を作る「吟行」というを初めてやってみた。参加させてもらっている鎌倉の句会で4月はじめから何度か行われている「ソーシャルディスタンス句会」。各自、吟行して、オンラインで投句→選句、そして希望者はzoom講評会に参加するというもの。なんとか投句できたものの、ふたをあけてみたら季語が間違っていた(夏の季語を入れてしまっていた & 季語だと思ったら季語ではなかった!)という初歩的なミスなど反省点はいろいろあったのだけれども、でも、とてもとても楽しかった。

この句会に初めて参加させてもらったのは約3年前。ワクワクして何度か句会に足を運んだのだけれど、鎌倉と九州の往復でいつも日程が合わなくなり、不在投句も出来るのだけれどそれも気づいたら締切が過ぎてしまい・・・ など、すっかり足が遠のいて約3年が経過。

ところが、今年の1月、「また俳句に再チャレンジしてみたい」と急に思いたち、思いきって新年句会に参加させてもらった。そしてその後の思いがけないライフスタイルの大変化。なんという素晴らしいタイミング! 
いま、細々ながらも俳句に再チャレンジすることにして本当によかったと思っている。

俳句をつくる(というよりいまの段階では「つくろうと試みる」だけど)ようになってから、季節の移ろいに、自然と毎日目を向けるようになった。
紫陽花の葉がこんなに茂ってきた、ハルジオンの背丈がぐんぐん伸びてヒメジョオンも咲き始めた、カラスノエンドウの鞘ができた、ハマダイコンのの種ができた、お気に入りの野原の「主役」となる草花がどんどん変わってゆく・・・。家の半径1キロを見渡すだけでも、センス・オブ・ワンダーの連続。そして、野の花を摘んで室内に飾り、野草の食べ方に興味を持って料理するようにもなった。

句会で指導してくださっている方の言葉「俳句は、自然への挨拶」という考え方に触れて、深く頷く。私たちは、自然を「保護」したり、「管理」したりする立場ではない。もちろん「破壊」なんて、もってのほか。いま人間の活動が極度に抑えられていることによって、地球がどんどんきれいになり、人間に虐げられていた自然が息を吹き返しつつあるという。私たちは地球上に住まわせてもらっているんだ。謙虚に挨拶しよう。この美しい季節の花々や、見上げるばかりの立派な木々や、夜空の星や、たくさんの恵みをもたらしてくれる海に。

俳句はあまりにも奥が深く、とても難しい。でもとても面白い。自分の外的環境と内的環境をつなげる大切なツール。まだまだ下手だし踏み込み方がまったく足りないけれど 今度こそ続けていこう。

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