【BLEACH二次創作】藍染惣右介編 ～思惑と幻想の先～ 第十一話
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絶対と覚悟
霊王宮の中心で、藍染惣右介と黒崎一護が向かい合っていた。異なる霊圧が激しくぶつかり合い、空間そのものが軋むような音を立てる。
決戦の始まり
藍染が静かに斬魄刀「花鳥風月」を構える。その瞳には、自らの力に対する絶対的な自信が宿っていた。
「黒崎一護……この瞬間を待ち望んでいたぞ。」
一護は天鎖斬月を握りしめ、深い息を吐く。
「待っていたのは俺の方だ……お前を止めるためにな。」
一護の霊圧が一気に高まり、天鎖斬月の刃が激しい光を放つ。それは、彼がこの戦いに全てを懸けていることを如実に示していた。
衝突
藍染が一歩踏み出し、花鳥風月を振り下ろす。その一撃は空間を裂き、周囲を飲み込むほどの破壊力を持っていた。一護はそれを正面から受け止め、衝撃で足元が崩れながらも耐え抜いた。
「やはり強いな……だが、それでも私は負けん。」
一護は力強く刃を振るい、藍染に向けて突進した。その攻撃は藍染の圧倒的な防御を打ち破り、彼の腕に深い傷を刻む。
「ほう……面白い。だが、それで私を倒せると思うか？」
藍染が再び剣を振るうと、周囲の空間が歪み、一護を押しつぶそうとする。だが、一護はその中でさらに霊圧を高め、全てを吹き飛ばす勢いで反撃を開始した。
花鳥風月の力
「花鳥風月……現実を支配するこの力が、貴様に通用しないとでも？」
藍染の剣が輝き、一護の周囲に無数の幻影が現れる。それは現実そのものを書き換えたような光景で、一護を包み込もうとする。
だが、一護は迷うことなく天鎖斬月を振り抜いた。
「俺の現実は……俺が決める！」
その一撃が幻影を切り裂き、藍染の目の前に真実の姿を映し出した。
絶対の覚悟
「貴様のその力……確かに脅威だ。だが、私は霊王すら超えた存在だ。」
藍染は自らの力をさらに高め、霊圧が嵐のように渦巻いた。その力は、霊王宮を崩壊させかねないほどのものだった。
一護はその中でも動じることなく、目を閉じて深く集中した。
「藍染、お前がどれだけ強くても、俺はお前を超える！」
天鎖斬月が一護の手の中でさらに輝きを増し、彼の霊圧が藍染をも圧倒する勢いで膨れ上がった。
※ＢＬＥＡＣＨ久保帯人先生および集英社の著作物です。この作品はファンによる非公式の二次創作です。