あなたの幸せは私の幸せではない。けど、あなたの幸せを願っている。
この歳になって、親との仲が少し良好になりました。
世間体重視の親なので、人様に見られても恥ずかしくないように生きろという圧力を窮屈に思うこともしばしば。
学生時代は早く実家を出たいと思っていました。
ただ、実家を離れて10年以上経った今、家庭の事情で地元に戻る機会が最近増えて、以前よりも親と話すようになりました。
もともと親のことは嫌いではなかった。
けど、私に対する愛情の形が私が求めるものと違っていて、その期待が煩わしかったし、期待に応えられないのも申し訳なく思っていた。
改めて、親と話してみてわかったのは、「こうなってほしい」という理想はあるけど、押し付けようとはしてないということ。
正確に言えば、押し付けようとしなくなったんだと思う。
私に対して諦めが出てきたんだと思う。
だから、今の距離感をとっても心地よく感じています。
親だからと、子供を独占したい気持ちが強かったのは間違いない。
けど私が、親の希望する生き方を望んでいないことは、これまでの私の態度からよくわかったんでしょう。
「自分が思う幸せな人生を送ってほしい」という期待がなくなったことで、
素直に私に対する親の愛情、私を大切に思う気持ちが見えるようになりました。
だから、親の望むような幸せな人生は送れないかもしれないけど、私なりの形で幸せになりたい。
そして、私の生き方を見て、親を不安にさせてしまうこともあるかもしれないけど、親には幸せになってほしいと思っている。
親のことが好きだから。
幸せの形は人それぞれ。
相田みつをの言う通りですね。
日曜の夕暮れ時にふと思ったことでした。
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