奇書への憧れ

奇書と言うものをご存知でしょうか。超簡単に言えば「癖が強すぎて読み辛い本」と言えます。

一般的な奇書と言えば、ドグラマグラや黒死館殺人事件や虚無への供物などが挙げられます。特にドグラマグラは読むと精神に異常をきたすという噂があります。有名なので見た事がある人が多いと思います。一般的にはこの三つの小説を三大奇書と呼ぶらしいです。

奇書と聞けば、乱雑に描かれた意味不明な書物だと思われる方も居ると思いますが、寧ろ私は名誉な事だと思います。

作家を志す方なら共感していただけるかもしれませんが、異常性。或いは狂った思考が羨ましくなるのです。人間の価値観は星の数ほどあり、無数の羅列が並べられています。そう思えば小説の世界は奥深く、全ての批評が良き意味にへと変わっていくと思います。

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