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病院をかえてみた(パーキンソン病の母に寄り添う日記3)

今日は公立病院の受診日。

紹介状をもらって、予約を取っていたにも関わらず、手続きだけで2時間待ち!
火曜日だというのになんという人の多さよ。

最新設備を導入しているので、一度手続きをしてしまえば、順番がくれば機器が「ピ、ピ」と鳴るので、混んだ待合室で過ごすこともない。

総合窓口で手続きをしたあと、受診する神経科で手続きもして、いざ先生の診察へ。

紹介状とともに渡したCD-Rの情報を見ながら、ここにたどり着くまでの経緯を説明する。

さかのぼること10年前。
初めて手の震えを指摘されたにもかかわらず、「ほっといても大丈夫だろう」と病院に行くことはなかった。
それから何年か経ち、3年前に初めて「パーキンソン病」と病名が告げられる。

「整形内科にも通っていたが、先生が特に何にもしてくれていないと感じ、こちらでお世話になろうと思いました。」と伝えると
先生はCD-Rのデータを見ながら「必要な検査をされていますよ。」
薬の投与もあったと。

私が母の病院に付き添うようになったのは今年に入ってから。
それまでは自分一人で受診していたので、
もしかしたら、いろんな説明を受けていたのかもしれない。
「前の先生には悪いことしたかも」
反省と後悔の念にかられた。

先生は母に声をかける。
意外にも母がしっかり答えているのに驚いた。
母が答えているときは、黙って聞いていたけど、他病院に入院した時のことはうろ覚えだったので、代わりに答えた。
先生は母の腕を見たり、握力計を持たせて握力を測ったり、
はたまた歩かせ、わざと後ろから倒そうとして、本人の反射をみたりした。

2021年に脳のMRIを撮っていたらしく、「画像を見る限り、パーキンソン病症候群ですね。」

パーキンソン病症候群?パーキンソン病とどう違うの?

私の感覚では症候群の方が症状が軽いのかと思っていた。
けれど、パーキンソン病症候群の方が症状が・・・重い。

「難病申請されていますか?」

難病申請?
はじめて言われた。
どこにするの?
申請したらなんらかの支援が受けられるの?

「現在の医療体制では、病院でのリハビリに限界があるんです。」

そういや昔、ニュースになっていた。
国の方針により、自宅で出来ることは自宅で・・・
そこからデーサービスなどができたはず。
病院の専門医によるリハビリで、手足のまひが改善していた方がデーサービスでは専門的な治療が受けられず「弱いものいじめ」と嘆いていた画面が頭をよぎる。

前回の検査から日にちも経っていて、先生が知りたいデータがないのでMRIをとってもいいか聞かれた。
どれくらい症状が進んでいるのか、脳の神経細胞が減っているのか
難病申請をしたら、どんな支援が受けられるのか、
次の検査結果次第。

とにかく今出来ることは、少しでも進行を遅らせるために、デーサービスなど利用して、体を動かしたり、人と話したりして、脳に刺激を与えること。

私に出来るのは、仕事が休みの日に母を連れ出して一緒に歩いたり、いろんなところに連れていくこと。

次は金曜日。
選挙の期日前投票に連れて行こう。


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